出版社内容情報
ロールシャッハ法それ自体をプレイセラピーの道具として用いる可能性や、これまでにない面接・治療技法としての新しい活用法を紹介。アセスメントにおいて必要不可欠な、現代の日本人児童・青年期のロールシャッハ反応の一般的特徴を詳述し、さらに、アセスメントからセラピーへの応用編として、フィードバック面接といった手法のみならず、ロールシャッハ法それ自体をプレイセラピーの道具として用いる可能性や、母子関係への介入方法としての試み、発達障害児・者に対するロールシャッハ法による接近など、これまでにない面接・治療技法としてのロールシャッハ法の新しい活用法を紹介する。
?部 総 論
1章 日本人とロールシャッハ法――時代と文化
2章 ロールシャッハ法による子どもの理解
3章 ロールシャッハ法でかかわるということ
?部 アセスメントのために
1章 児童・青年期データの概要
2章 初発反応時間
3章 反応数,反応拒否
4章 領 域
5章 決 定 因
6章 形態水準とP反応
7章 反 応 内 容
8章 感情カテゴリー
9章 思考・言語カテゴリー
10章 イメージ図版
?部 アセスメントからセラピーへ
序章 ロールシャッハ法と心理療法
1章 児童虐待とロールシャッハ法
2章 青年期面接におけるロールシャッハ法の活用
3章 母子関係への介入方法としてのロールシャッハ法
4章 発達障害に対するロールシャッハ法の用い方
5章 プレイセラピーとロールシャッハ法
6章 認知神経科学と生理指標からみたロールシャッハ法の可能性
松本 真理子[マツモト マリコ]
編集
森田 美弥子[モリタ ミヤコ]
編集
小川 俊樹[オガワ トシキ]
著・文・その他
目次
1部 総論(日本人とロールシャッハ法―時代と文化;ロールシャッハ法による子どもの理解;ロールシャッハ法でかかわるということ)
2部 アセスメントのために(児童・青年期データの概要;初発反応時間;反応数、反応拒否 ほか)
3部 アセスメントからセラピーへ(ロールシャッハ法と心理療法;児童虐待とロールシャッハ法;青年期面接におけるロールシャッハ法の活用 ほか)
著者等紹介
松本真理子[マツモトマリコ]
名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター長・教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)、臨床心理士、学校心理士。聖隷学園浜松衛生短期大学講師、聖隷学園クリストファー看護大学助教授、金城学院大学人間科学部教授を経て、2008年より現職。2011年より発達心理精神科学教育研究センター長。専門は児童・思春期を対象とした臨床心理学
森田美弥子[モリタミヤコ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程後期満期退学。教育学修士、臨床心理士。神経精神科刈谷病院常勤心理職、名古屋大学学生相談室専任カウンセラー、名古屋大学医療技術短期大学部助教授、名古屋大学教育学部助教授を経て、2000年より現職。専門は主に青年期を対象とした臨床心理学。2012年より日本ロールシャッハ学会会長
小川俊樹[オガワトシキ]
放送大学大学院臨床心理学プログラム教授、筑波大学名誉教授。東京教育大学大学院(実験心理学専攻)中退。医学博士、臨床心理士。茨城大学保健管理センター講師、筑波大学心理学系講師、准教授、人間総合科学研究科教授を経て、2012年より現職。専門は、臨床心理学、病態心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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