縦断研究の挑戦―発達を理解するために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760826247
  • NDC分類 143
  • Cコード C3011

出版社内容情報

人間が発達してゆく真の姿を捉えるのに有効な縦断研究について実践例を紹介しながらそのおもしろさや将来の課題を探る。

内容説明

人間が発達してゆく真の姿をとらえたい、どうしてそのような発達が起こったのか規定因を探究したい、と切に願う発達研究者に必読の1冊。3つの特徴―(1)縦断研究の変遷、背景にある哲学を議論。(2)実際の方法や問題点を紹介。(3)研究のおもしろさや将来の課題を提示。

目次

序章 発達心理学における縦断研究―その発展と課題
1章 三宅グループの先駆的縦断研究
2章 双生児法による乳児・幼児の発育縦断研究
3章 母子交渉と発達―短期縦断研究の結果から見えてくるもの
4章 乳幼児の気質と母子相互作用・子どもの社会化過程
5章 認知発達と母親/家庭環境に関する日米比較縦断研究―学童期の追跡研究を中心に
6章 青年期の縦断研究―抑うつ症状と非行行動の個人内変化
7章 愛着の質は変わらないか―18年後の追跡研究
8章 家庭から大学寮へ―入学時にもっていた人間関係と適応
9章 配偶者の死への適応過程とその後のサクセスフル・エイジング
10章 発達初期からの母子関係に関する縦断研究とその後の方法論的展開
座談会 縦断研究の課題

著者等紹介

三宅和夫[ミヤケカズオ]
北海道大学名誉教授。1952年東京大学文学部心理学科卒業。1953年から1990年まで北海道大学教育学部において教育・研究に従事した。乳幼児の人格発達を彼らを取り巻く環境条件との関連においてとらえることが主要な研究テーマであり、そのための縦断研究を手掛けてきた

高橋惠子[タカハシケイコ]
聖心女子大学名誉教授。1968年東京大学大学院博士課程修了、1972年博士号(教育学博士)を取得。1968年より国立音楽大学、創価大学を経て、2008年まで聖心女子大学文学部で教育・研究に携わってきた。一貫して人間関係の生涯発達を乳児から高齢者までを対象に理論的、実証的に検討し、いくつかの縦断研究もしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品