出版社内容情報
自己分析を通して性格の成り立ちや対人関係の仕組みを理解する「交流分析」の入門書。主要理論が図解で整理されていて分かりやすい。<読者対象」>カウンセラー・対人援助職・管理職・学生・交流分析を学びたい人
<本書のポイント>
1 交流分析を初めて学ぶ方に最適な入門テキスト
2 自己分析を通して、性格の成り立ちや対人関係の仕組みが理解できます
3 基本となる4つの分析を中心に解説。図解つきでわかりやすくなっています
4 振り返りに役立つワークも満載で、実践的に学ぶことができます
「交流分析」はアメリカの精神科医エリック・バーンによって創始された、自己分析・人間関係分析の理論です。日本ではもともと心理療法のひとつとして発展してきましたが、現在では医療現場だけでなく、教育や企業・産業の領域、日常生活の場でも広く活用されるようになっています。 交流分析では、自己分析を通して、自分の性格の成り立ちを理解します。さらに、対人関係の仕組みを知って、周囲の人とのかかわり方を見直します。それにより、自分らしく、よりよく生きるきっかけを見つけることができます。 本書は、基本となる4つの分析を中心に解説していきます。それぞれの理論の構造が把握できるカラー図版や、理解の振り返りに役立つワークがついて、交流分析を初めて学ぶ人にもわかりやすい内容となっています。
?交流分析とは
1. 交流分析
2. 4つの基本的分析
?自我状態
1.自我状態
2.自我状態モデル
●ワーク1
3.エゴグラム
●ワーク2
4.構造分析の二次的モデル
5.構造上の病理:汚染と除外
?やりとりの分析(交流分析)
1. やりとりの分析とは
2.交流パターンの分類
3.コミュニケーションの原則
4.非言語的メッセージ
5.いろいろな代替案(オプションズ)
6.やりとり(交流)の進み方
●ワーク3
?ゲーム分析
1.ゲームとは
2.ゲームの特色
3.ゲームのレベル
4.ゲームの過程と分析方法
5.人はなぜゲームをするのでしょう
●ワーク4
6.治療関係の中で演じられるゲーム:ゲーム分析の実際
7.ゲームを打ち切るには
●ワーク5
?脚本分析
1.脚本とは
2.脚本装置
3.勝者の脚本と敗者の脚本
4.脚本のでき方
5.ストレスと脚本
6.脚本を書き直す
?4つの分析に関与する理論
1.ストローク
2.ディスカウント(値引き)
3.時間の構造化
●ワーク7-1
●ワーク7-2
4.ラケット
●ワーク8
5.人生の基本的構え
●ワーク9-1
●ワーク9-2
●ワーク9-3
6.禁止令
7.拮抗禁止令
8.ドライバー
9.幼児決断
●ワーク10
10.ラケット・システム
●ワーク11
?まとめ
●総合ワーク
おわりに
TA〈交流分析〉がよくわかる! 参考図書ガイド
索引
著者紹介
付録 カラー図版
1 交流分析各理論の相関
2 自我構造のでき方
3 交流の仕方
4 ゲームのでき方
5 脚本のでき方
中村 延江[ナカムラ ノブエ]
著・文・その他
田副 真美[タゾエ マミ]
著・文・その他
片岡 ちなつ[カタオカ チナツ]
著・文・その他
目次
1 交流分析とは
2 自我状態
3 やりとりの分析(交流分析)
4 ゲーム分析
5 脚本分析
6 4つの分析に関与する理論
7 まとめ
著者等紹介
中村延江[ナカムラノブエ]
臨床心理士。早稲田大学第一文学部哲学科心理学専修卒業。筑波大学大学院教育研究科修士課程修了。日本大学医学部附属板橋病院心療内科臨床心理担当、山野短期大学美容保健学科教授を経て、桜美林大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻教授(2002年~)。交流分析学会理事、認定交流分析スーパーバイザー
田副真美[タゾエマミ]
臨床心理士。埼玉大学教育学部教育心理学専修卒業。筑波大学大学院医科学研究科修士課程修了。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程満期退学。日本大学医学部附属板橋病院心療内科臨床心理担当、ルーテル学院大学総合人間学部臨床心理学科専任講師(2007年~)を経て、同大学准教授(2011年~)。交流分析学会評議員、認定交流分析スーパーバイザー
片岡ちなつ[カタオカチナツ]
臨床心理士。日本大学文理学部心理学科卒業。日本大学医学部附属板橋病院心療内科臨床心理担当を経て、慶応義塾大学病院耳鼻咽喉科臨床心理士(2002年~)。桜美林大学大学院非常勤講師(2004年~)。交流分析学会評議員、認定交流分析スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。