出版社内容情報
クライエントと家族の抱える固有の状況を理解した上での心理臨床のサポートの在り方を提示する。
内容説明
少子化と高齢化が同時に急速に進行している現代社会を、悩みながら懸命に生きる人たち。そのような人々にかかわる心理臨床の専門家、研究者に、家族心理学や臨床心理学、発達心理学などからの重要な視座を提供する。
目次
第1章 乳幼児・児童と家族の心理臨床(わが国の最近の家族;発達課題 ほか)
第2章 青年期の心理療法と家族のライフサイクル(ライフサイクルにおける発達課題と家族関係における相対性;青年期の心の問題と家族 ほか)
第3章 中年期の危機と家族の心理臨床(中年期という人生の峠;中年期の親と青年期の子ども ほか)
第4章 高齢期の心理臨床実践(高齢期の心理臨床に関する展望;同居する息子の嫁との関係に悩む高齢男性―老人保健施設デイケアに通所する男性への心理療法:事例A ほか)
第5章 総括「家族のライフサイクルと危機管理の視点」(家族のライフサイクルの初期研究;人間発達とライフサイクル論 ほか)
著者等紹介
高橋靖恵[タカハシヤスエ]
九州大学大学院人間環境学研究院准教授
箱田裕司[ハコダユウジ]
九州大学大学院人間環境学研究院教授
滝口俊子[タキグチトシコ]
放送大学大学院臨床心理プログラム教授
岡本祐子[オカモトユウコ]
広島大学大学院教育学研究科教授
林智一[ハヤシトモカズ]
大分大学医学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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