内容説明
今日ほど新しい“家族”のかたちが見えてこない時代はない。いままでの家族関係が解体し、そのしがらみから自由になる一方、子育てやしつけ、老人介護の問題など、われわれに突きつけられる問題は増えつづけている。本書は、さまざまな研究領域から独自の視点で“家族”をていねいに検証しながら、その未来を果敢に探っていく。
目次
家族という器―ささやかながら現代家族が子どもに提供できるもの
子どもの本に見る家族像
映画に観る家族の肖像
食生活を通して見る家族
健康家族
ことばと家族―バイリンガリズムの視点から
家族と子どもに優しい児童保護パラダイム‐区別対応アプローチによる家族支援
家族が非行から立ち上がるとき
家族にできる援助―不登校をめぐって
著者等紹介
梶田叡一[カジタエイイチ]
1941年島根県松江市に生まれる。鳥取県米子市で小中高校を卒え、京都大学文学部哲学科卒業。国立教育研究所主任研究官、大阪大学人間科学部教授、京都大学教授・高等教育教授システム開発センター長、等を経て、現在、京都ノートルダム女子大学学長。文学博士
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