出版社内容情報
メンタルヘルス援助要請の研究動向と臨床実践の成果をまとめた集大成。スクールカウンセラーの事例を通して援助要請の理論と支援のつながりへの理解を深める演習も収録。
目次より
序文 ――刊行に寄せて 水野治久
はじめに
第1章 「相談」を知りたい ―援助要請の実態と理論―
第1節 「相談」とは何か
第2節 どのくらい相談しないのか
第3節 なぜ相談しないのか
第4節 相談すればよいのか
第5節 「相談」の何を考えるのか
第2章 「相談」を測りたい ―援助要請の測定方法―
第1節 何を測るのか
第2節 どのように測るのか
第3節 適切に測るにはどうするか
第4節 質問紙法以外でどのように測るのか
第5節 「相談」を細かく分ける必要はあるのか
第3章 「相談」を支援したい―援助要請に焦点を当てたカウンセリング―
第1節 どのように「相談」を促すのか
第2節 どのくらい効果があるのか
第3節 援助要請への予防的介入の課題は何か
第4節 相談しない個人をどのように支援するのか
第5節 「困っていない」人をどう支援するか
第6節 「助けてほしいと思わない」人をどう支援するか
第7節 「『助けて』と言えない」人をどう支援するか
第8節 「相談」を支援するとはどういうことか
第4章 「相談」を再考したい ―援助要請の検討課題―
第1節 相談「させる」のはよいことか(倫理的問題)
第2節 相談しやすい環境とは何か(環境整備)
第3節 人間にとって「相談」とは何か(生涯発達)
第4節 「相談」をよりよく知るには何が必要か
事例演習
事例演習1 学校相談室の利用促進(コミュニティ・アプローチ)
事例演習2 相談できない9個の理由(心理教育)
事例演習3 来談者への支援(カウンセリング)
事例演習4 関係者への支援(コンサルテーション)
事例演習5 支援者の価値観の問い直し(援助要請観)
解説・解答例
引用文献
援助要請研究が創り出す未来――おわりにかえて
索引
【目次】
序文 ――刊行に寄せて 水野治久
はじめに
第1章 「相談」を知りたい ―援助要請の実態と理論―
第1節 「相談」とは何か
第2節 どのくらい相談しないのか
第3節 なぜ相談しないのか
1.援助要請経路の理論
2.援助要請の統合的行動モデル
第4節 相談すればよいのか
1.過剰性の問題
2.非機能性の問題
第5節 「相談」の何を考えるのか
第2章 「相談」を測りたい ―援助要請の測定方法―
第1節 何を測るのか
第2節 どのように測るのか
第3節 適切に測るにはどうするか
第4節 質問紙法以外でどのように測るのか
第5節 「相談」を細かく分ける必要はあるのか
1.「相談」を細かく分けると何がよいのか
2.「相談」のどの側面を支援するのか
第3章 「相談」を支援したい―援助要請に焦点を当てたカウンセリング―
第1節 どのように「相談」を促すのか
1.援助要請への介入フレームワーク
2.援助要請に焦点を当てたカウンセリング
3.予防のための援助要請促進プログラム
4.自殺予防教育の中の援助要請促進プログラム
第2節 どのくらい効果があるのか
1.援助要請促進プログラムの全体的な効果
2.援助要請促進プログラムの自殺予防効果
第3節 援助要請への予防的介入の課題は何か
1.援助要請促進プログラムに共通する研究課題
2.SOSの出し方・支え方の相互作用を踏まえたプログラム作成
第4節 相談しない個人をどのように支援するのか
1.最適性支援における個別支援
2.援助要請のアセスメントと支援の方法
3.「困っていない」人への支援
4.「助けてほしいと思わない」人への支援
5.「『助けて』と言えない」人への支援
第5節 「困っていない」人をどう支援するか
1.「困っていない」から相談しない事例
2.援助要請のアセスメント
3.支援の経過
4.事例の解説
第6節 「助けてほしいと思わない」人をどう支援するか
1.「助けてほしいと思わない」から相談しない事例
2.援助要請のアセスメント
3.支援の経過
4.事例の解説
第7節 「『助けて』と言えない」人をどう支援するか
1.「『助けて』と言えない」から相談しない事例
2.援助要請のアセスメント
3.支援の経過
4.事例の解説
第8節 「相談」を支援するとはどういうことか
第4章 「相談」を再考したい ―援助要請の検討課題―
第1節 相談「させる」のはよいことか(倫理的問題)
1.相談「しない」意思は尊重されるべきか
2.「加害させない」ため
内容説明
メンタルヘルス援助要請の研究動向と臨床実践の成果をまとめた集大成。スクールカウンセラーの事例から学べる演習問題と解説つき。
目次
第1章 「相談」を知りたい―援助要請の実態と理論(「相談」とは何か;どのくらい相談しないのか ほか)
第2章 「相談」を測りたい―援助要請の測定方法(何を測るのか;どのように測るのか ほか)
第3章 「相談」を支援したい―援助要請に焦点を当てたカウンセリング(どのように「相談」を促すのか;どのくらい効果があるのか ほか)
第4章 「相談」を再考したい―援助要請の検討課題(相談「させる」のはよいことか(倫理的問題)
相談しやすい環境とは何か(環境整備) ほか)
巻末資料 事例演習(学校相談室の利用促進(コミュニティ・アプローチ)
相談できない9個の理由(心理教育) ほか)
著者等紹介
本田真大[ホンダマサヒロ]
北海道教育大学函館校 教授。博士(心理学)、公認心理師、臨床心理士、学校心理士スーパーバイザー、認定行動療法士。筑波大学大学院一貫制博士課程人間総合科学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、北海道教育大学函館校専任講師、同准教授を経て2025年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。