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出版社内容情報
学校経営、道徳教育、学校緊急支援などから、いじめの予防と対応の方向を提言。またスポーツ指導の実態を見つめそのあり方を伝える。教育行政、学校経営、道徳教育、心の健康教育、学校緊急支援、諸外国のプログラムなどから、いじめの予防と対応の方向を提言する。また、スポーツ指導の実態を見つめ、そのあり方、倫理を伝える。さまざまな立場の専門家、学生、市民により開催されたシンポジウムにおける議論をもとに構成。「いじめ」「体罰」問題の解決への道標となる書。
はじめに 加治佐哲也
●第一部 いじめ予防といじめ対応─子どもの命を守る・子どもが命を守るために─
1章 いじめ予防といじめ対応─これまでとこれから─ 冨永良喜
1 わが国のいじめ自殺・少年事件・災害と教育政策
2 いじめ防止教育の実践
3 道徳教育と心の健康教育
4 心の健康教育の実践
5 子どもの命を守る教育と子どもがいのちを守る教育を
6 体系的な心の健康教育の政策を
2章 いじめ問題について 池田 宏
1 大津の中学生のいじめを背景とした自殺事案より
2 緊急調査の結果
3章 欧州諸国のいじめ対策とその効果 戸田有一
1 いじめ問題への私たちの関心のもち方
2 欧州のいじめ対策の背景
3 欧州のいじめ対策
4 NPOなどによるネットいじめ対策
5 欧州のいじめ・ネットいじめ対策の課題と将来展望
4章 道徳教育といじめ予防 淀澤勝治
1 学校教育全体を通して行う道徳教育と週1時間の道徳の時間
2 道徳教育はいじめ予防に寄与しているのでしょうか?
3 どうすればよいのでしょうか?―いじめを引き起こさせないための道徳学習のあり方―
5章 いじめ等防止条例の経験から 中村和子
1 小野市いじめ等防止条例について
2 条例が学校にもたらしたもの
3 改めていじめ対応を考える
6章 いじめと自殺─学校緊急支援の経験から─ 窪田由紀
1 はじめに
2 学校緊急支援とは
3 児童生徒の自殺をめぐって
4 もし身近に自殺が起こったら
5 事後対応から未然防止へ
7章 討論
コーディネータ:冨永良喜
パネリスト:池田 宏・戸田有一・中村和子・
淀澤勝治・窪田由紀
パネルディスカッション
道徳の時間と体験活動
心の健康教育の必要性
メッセージシートから
「心のサポートチーム」と第三者委員会
心の教育のシステムづくり
閉会挨拶
●第二部 スポーツ指導と体罰─子どもに意味のあるスポーツ経験を保証するために─
8章 シンポジウムから学ぶ
? 学生からの本音トーク
? 基調講演「スポーツ指導と体罰─倫理なくしてスポーツなし─」 近藤良享
はじめに
講演内容
世代間格差の認識
日本スポーツ界の特徴
日本的スポーツの理解―スポーツの体育化―
スポーツの価値とその本源
アツく、そしてクールであるべきスポーツ
運動部顧問もアツく、そしてクールに
スポーツは安全、安心に
体罰が表面化しにくい理由
練習は嘘をつかないか?
運動部活動の原点とは
? ディスカッション
コーディネータ:森田啓之
パネリスト:近藤良享
生徒指導と部活動
スポーツの楽しさと部活動
部活動を過熱化させないために
スポーツクラブと部活動
スポーツ観を変える
閉会挨拶
9章 なぜ部活動の体罰・暴力が表面化しないのか─スポーツと体罰に関する調査を手がかりに─ 近藤良享
1 二つの文科省発表の「体罰の実態把握について」
2 C大学スポーツ科学部における調査と結果
3 体罰が表面化しにくい幾つかの背景・要因
4 体罰・暴力の連鎖・再生産を防ぐには―生徒第一、支援者としての顧問教員―
10章 スポーツの本質に基づいたスポーツ指導のあり方 森田啓之
1 体罰は「愛の鞭」か?
2 意味あるスポーツ経験を保証するためのスポーツ指導―プラトンの「洞窟の比喩」が教えてくれる教育・指導のありかた―
いじめ・体罰リレーシンポジウムを企画して 冨永良喜×森田啓之
1 リレーシンポジウムを振り返って
2 いじめ防止と保健体育と道徳について
冨永 良喜[トミナガ ヨシキ]
著・文・その他/編集
森田 啓之[モリタ ヒロユキ]
著・文・その他/編集
兵庫教育大学企画課社会連携事務室[ヒョウゴキョウイクダイガクキカクカシャカイレンケイジムシツ]
編集/企画・原案
内容説明
教育行政、学校経営、道徳教育、心の健康教育、学校緊急支援、諸外国のプログラムなどから、解決への道標を!いじめの予防と対応の方向を提言する。また、スポーツ指導の実態を見つめ、そのあり方、倫理を伝える。
目次
第1部 いじめ予防といじめ対応―子どもの命を守る・子どもが命を守るために(いじめ予防といじめ対応―これまでとこれから;いじめ問題について;欧州諸国のいじめ対策とその効果;道徳教育といじめ予防;いじめ等防止条例の経験から;いじめと自殺―学校緊急支援の経験から;討論)
第2部 スポーツ指導と体罰―子どもに意味のあるスポーツ経験を保証するために(シンポジウムから学ぶ;なぜ部活動の体罰・暴力が表面化しないのか―スポーツと体罰に関する調査を手がかりに;スポーツの本質に基づいたスポーツ指導のあり方)
いじめ・体罰リレーシンポジウムを企画して
著者等紹介
冨永良喜[トミナガヨシキ]
兵庫教育大学大学院教授
森田啓之[モリタヒロユキ]
兵庫教育大学大学院准教授、学長特別補佐(社会連携担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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鵜殿篤