「いじめ」と「体罰」その現状と対応―道徳教育・心の健康教育・スポーツ指導のあり方への提言

個数:
  • ポイントキャンペーン

「いじめ」と「体罰」その現状と対応―道徳教育・心の健康教育・スポーツ指導のあり方への提言

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 10時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760821716
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C3037

出版社内容情報

学校経営、道徳教育、学校緊急支援などから、いじめの予防と対応の方向を提言。またスポーツ指導の実態を見つめそのあり方を伝える。教育行政、学校経営、道徳教育、心の健康教育、学校緊急支援、諸外国のプログラムなどから、いじめの予防と対応の方向を提言する。また、スポーツ指導の実態を見つめ、そのあり方、倫理を伝える。さまざまな立場の専門家、学生、市民により開催されたシンポジウムにおける議論をもとに構成。「いじめ」「体罰」問題の解決への道標となる書。

はじめに 加治佐哲也

●第一部 いじめ予防といじめ対応─子どもの命を守る・子どもが命を守るために─

1章 いじめ予防といじめ対応─これまでとこれから─ 冨永良喜
 1 わが国のいじめ自殺・少年事件・災害と教育政策 
 2 いじめ防止教育の実践 
 3 道徳教育と心の健康教育 
 4 心の健康教育の実践 
 5 子どもの命を守る教育と子どもがいのちを守る教育を 
 6 体系的な心の健康教育の政策を 

2章 いじめ問題について 池田 宏
 1 大津の中学生のいじめを背景とした自殺事案より 
 2 緊急調査の結果 

3章 欧州諸国のいじめ対策とその効果 戸田有一
 1 いじめ問題への私たちの関心のもち方 
 2 欧州のいじめ対策の背景 
 3 欧州のいじめ対策 
 4 NPOなどによるネットいじめ対策 
 5 欧州のいじめ・ネットいじめ対策の課題と将来展望 

4章 道徳教育といじめ予防 淀澤勝治
 1 学校教育全体を通して行う道徳教育と週1時間の道徳の時間 
 2 道徳教育はいじめ予防に寄与しているのでしょうか? 
 3  どうすればよいのでしょうか?―いじめを引き起こさせないための道徳学習のあり方― 

5章 いじめ等防止条例の経験から 中村和子
 1 小野市いじめ等防止条例について 
 2 条例が学校にもたらしたもの 
 3 改めていじめ対応を考える 

6章 いじめと自殺─学校緊急支援の経験から─ 窪田由紀
 1 はじめに 
 2 学校緊急支援とは 
 3 児童生徒の自殺をめぐって
 4 もし身近に自殺が起こったら
 5 事後対応から未然防止へ 

7章 討論
    コーディネータ:冨永良喜
    パネリスト:池田 宏・戸田有一・中村和子・
          淀澤勝治・窪田由紀
 パネルディスカッション
   道徳の時間と体験活動 
   心の健康教育の必要性 
   メッセージシートから 
   「心のサポートチーム」と第三者委員会 
   心の教育のシステムづくり 
 閉会挨拶 


●第二部 スポーツ指導と体罰─子どもに意味のあるスポーツ経験を保証するために─

8章 シンポジウムから学ぶ 
? 学生からの本音トーク 
? 基調講演「スポーツ指導と体罰─倫理なくしてスポーツなし─」 近藤良享
   はじめに 
   講演内容 
   世代間格差の認識 
   日本スポーツ界の特徴 
   日本的スポーツの理解―スポーツの体育化― 
   スポーツの価値とその本源 
   アツく、そしてクールであるべきスポーツ 
   運動部顧問もアツく、そしてクールに 
   スポーツは安全、安心に 
   体罰が表面化しにくい理由 
   練習は嘘をつかないか? 
   運動部活動の原点とは 

? ディスカッション 
    コーディネータ:森田啓之
    パネリスト:近藤良享
   生徒指導と部活動 
   スポーツの楽しさと部活動 
   部活動を過熱化させないために 
   スポーツクラブと部活動 
   スポーツ観を変える 
  閉会挨拶 

9章 なぜ部活動の体罰・暴力が表面化しないのか─スポーツと体罰に関する調査を手がかりに─ 近藤良享
 1 二つの文科省発表の「体罰の実態把握について」 
 2 C大学スポーツ科学部における調査と結果 
 3 体罰が表面化しにくい幾つかの背景・要因 
 4 体罰・暴力の連鎖・再生産を防ぐには―生徒第一、支援者としての顧問教員― 

10章 スポーツの本質に基づいたスポーツ指導のあり方 森田啓之
 1 体罰は「愛の鞭」か? 
 2  意味あるスポーツ経験を保証するためのスポーツ指導―プラトンの「洞窟の比喩」が教えてくれる教育・指導のありかた― 

いじめ・体罰リレーシンポジウムを企画して 冨永良喜×森田啓之
 1 リレーシンポジウムを振り返って 
 2 いじめ防止と保健体育と道徳について 

冨永 良喜[トミナガ ヨシキ]
著・文・その他/編集

森田 啓之[モリタ ヒロユキ]
著・文・その他/編集

兵庫教育大学企画課社会連携事務室[ヒョウゴキョウイクダイガクキカクカシャカイレンケイジムシツ]
編集/企画・原案

内容説明

教育行政、学校経営、道徳教育、心の健康教育、学校緊急支援、諸外国のプログラムなどから、解決への道標を!いじめの予防と対応の方向を提言する。また、スポーツ指導の実態を見つめ、そのあり方、倫理を伝える。

目次

第1部 いじめ予防といじめ対応―子どもの命を守る・子どもが命を守るために(いじめ予防といじめ対応―これまでとこれから;いじめ問題について;欧州諸国のいじめ対策とその効果;道徳教育といじめ予防;いじめ等防止条例の経験から;いじめと自殺―学校緊急支援の経験から;討論)
第2部 スポーツ指導と体罰―子どもに意味のあるスポーツ経験を保証するために(シンポジウムから学ぶ;なぜ部活動の体罰・暴力が表面化しないのか―スポーツと体罰に関する調査を手がかりに;スポーツの本質に基づいたスポーツ指導のあり方)
いじめ・体罰リレーシンポジウムを企画して

著者等紹介

冨永良喜[トミナガヨシキ]
兵庫教育大学大学院教授

森田啓之[モリタヒロユキ]
兵庫教育大学大学院准教授、学長特別補佐(社会連携担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鵜殿篤

0
個人的には、「心の健康教育」を国家的に推奨することには多少の疑問を持っている。いじめとは本来的に「人間関係」の問題だと思っているので、それを個人の内面的な心の問題に解消することは、場当たり的で表面的な解決法だと思っているからだ。完全に無駄と主張したいわけではないが、本質的なアプローチではないように思う。優先順位の問題だ。保健体育の時間に「心の健康」を扱うこと自体には一般的な意味があるとは思うものの、いじめ解決のための抜本的な対応と言われると、ちょっと違うのではないかと思ってしまうわけだ。2019/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8128733
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。