感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kimi
63
1番好きな詩集。になった。2016/01/31
ネギっ子gen
35
命と自然を温かく見つめ続けた詩人が、“もともと詩歌には人に贈る性質があるもの”ゆえに、贈られて嬉しい詩を編纂。28編所収。この表題ならば、まずこれでしょうね。「祝婚歌」。「完璧をめざさないほうがいい/完璧なんて不自然なことだと/うそぶいているほうがいい/二人のうちどちらかが/ふざけているほうがいい/ずっこけているほうがいい/互いに非難することがあっても/非難できる資格が自分にあったかどうか/あとで/うたがわしくなるほうがいい/正しいことを言うときは/少しひかえめにするほうがいい/正しいことを言うときは/⇒2020/01/25
鴨ミール
23
テレビドラマで放送された番組の中で、この本の中の詩が読まれていて気になっていた。偶然、BOOK・OFFで見つけ購入。その詩以外にもとても心に沁みる詩があってよかった。2018/12/27
カピバラ
10
ゆっくりと噛み締めて読みたい詩集。教科書に載っていたものも多く、しっとり読み切りました。2014/03/25
けいこ
7
吉野弘さんの詩集。「贈るうた」興味深い題名です。「祝婚歌」あれは、もう20数年前、後輩の結婚式のスピーチで初めてこの詩を知りました。私は、昨年銀婚式を迎えましたが、結婚する人に贈ってみたい詩です。他の詩を誰かに贈るとしたら・・・「虹の足」と「自分自身に」でしょうか。贈られた人の幸せを願いつつ。2016/01/28
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- 和書
- ゑゐり庵綺譚 扶桑社文庫