内容説明
歳時の花々や植物を選び、雨、雪、風、月等の天体現象にも目を馳せ、それらを日本人が古今の文学作品にどのように採り入れたか、有り様を探り、また言葉を拾って、成りたちや変遷を著者なりに辿った。
目次
葛の花
野分
天の原ふりさけみれば
ゆかし
忘れ草
新しき年
難波のあし
すみれ
五月のあやめ
力をもいれずして〔ほか〕
著者等紹介
福田雅子[フクダマサコ]
1935年福岡県生れ。国学院大学大学院博士課程修了。平安文学専攻。緑ヶ丘学院高等学校教諭を経て、山梨英和学院短期大学専任講師。その後、夫の海外赴任に伴い十五・六年間ドイツ各地に居住。現在、俳人協会会員。国際俳句交流協会会員。元「きたごち」同人。横浜市在住
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