内容説明
現代韓国の詩は、多彩な詩人たちが現実に根ざしつつ生み出す大胆で豊かな発想に満ちていて魅力的だ。茨木のり子が見事な日本語に翻訳した12人の精鋭たちの62篇は、その詩的世界の多様さと面白さを充分に堪能させてくれる。読売文学賞受賞。
目次
姜恩喬
金芝河
趙炳華
洪允淑
李海仁
申庚林
河鐘五
黄明杰
金汝貞
黄東奎
呉圭原
崔華国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
49
80年代の詩誌への連載をまとめたもの。詩情を解せぬ私だが、黄明杰や趙炳華など、やさしく時に物悲しい作品に惹かれるようだ。茨木氏曰く、詩歌の軽みに敏感な日本人らしい感性とのこと。かつてなく詩に興味が湧いているので今少し読み進めてみたい。2022/04/15
IoIo
1
韓国詩を読むのは初めてだったけれど形式はほとんど自由詩であるがその表現・詩風の多彩さに驚いた。政治的なものもあり、そういうものがタブー化し、また廃れてしまった日本の詩界と比較して羨ましく思う。金芝河さんと申ギョン林さんなどここでは書き足らないくらいぐらいだ。(修道女の詩や童話の王様など)申さんは地方と都会の格差に触れていて泣きそうになった。そして感服するのは訳者の茨木さんの翻訳能力である。ありがたいことだ。原文はまた味わいが違うと思うので原文で読んでみたい。2013/07/14
mayld
1
茨城のり子さんが情熱を傾けた韓国の詩の翻訳。日本語に訳されてはいるけれど日本人には書けない詩がたくさんあるから、こんなに惹きつけられたのかも・・・韓国の若い人に詩が人気なのも納得できる。2010/10/03




