共感と距離感の練習

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共感と距離感の練習

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760155644
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「わかるかも」が口癖のあなたへ。

【内容】
初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのこと――

誰かの痛みや怒りや悲しみが、まるで自分のことのように思えることがある。乳化した水と油のように混ざり合ってしまう。だけどあなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。他者同士である私たちが、重なったりずれたりしながらともにあるための、「共感」と「距離感」。その可能性と難しさについて。

「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。ゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描きます。

“共感も距離感もうまく使いこなせない。だからこそこだわってしまうのだろう。なんとか組み合わせて、練習しながら上手になっていきたい。混ざり合った世界と分離した世界を同時に生きるように。言葉にならないものと言葉を重ねて一つにするように。”
――「はじめに」より

自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと……様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集。

内容説明

ゲイとして、シスジェンダーの男性として、個人的で社会的なエピソードを綴ること。「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。自他のあわいで揺れながら考えるエッセイ。

目次

重なりと異なり
別の複数の色
善意
「男性的」
空気と柔軟体操
水の中
アップスパイラル
シーンが救う
もっと大きな傘を
ありあまるほどの
ここにいない誰か
無関心について
安全なファンタジー
未来がない気分
男性への愛(切り裂いて)
プレイリスト
いつかどこかで
あるいは

著者等紹介

小沼理[オヌマオサム]
1992年、富山県出身、東京都在住のライター・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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pohcho

58
タウン誌で紹介されていてよく知らずに読んだら、ゲイの男性によるエッセイだった。デモやパレードのことはよくわからないけど、もともと当事者が地道にやってきたものに大企業が参加するようになって雰囲気が大きく変わるというのはありそうな話。同性婚は、著者はもともと結婚制度時代に疑問があるということで当たり前だけど、LGBTの人すべてが望んでいるわけではないんだなと(血のつながりにかかわらない共同体のような家族にはわたしも憧れる)いろんなことをじっくり深く考えて考えて。すぐに答えを出そうとしない姿勢は素敵だなと思う2025/05/23

harumi

20
著者の「ここにいないのは誰か。ここにいるのにいないことにされているのは誰か。気づくことができなければ、知ろうとすることもできない」という言葉、あ、これ私のことなのかと気づいてしばし呆然としてしまった。最近の某芸能人の性加害事件の二次加害行為にしても、わかるどころか気づくことすらできない人もいる。当事者になって初めて気づくことがなんと多いことか。2025/04/06

テト

17
マイノリティーはいつもマジョリティに押し潰されるるような存在ではあるけれども、マジョリティにはない繊細さや異なった考え方は、おわりにで著者が話されていた、私は私でしかない、ということの自然な表現なのかもしれない。社会の表面的な見方に囚われない、その奥の方にあるフラットな感覚を呼び戻す大切な練習帳であったような感じがした。2025/06/07

kuukazoo

12
「わからん」と告ぐことは正直だけどあまりに歩み寄りがない。しかし「わかるよ」とも迂闊には言えず「わかるような気もするけど...わかってないかも」みたいに言うしかない話題もあって。直線コースで一緒の結論を急ぐより、迂回しながら道草をくい途中で別々の道になってもまぁいいかと思えるような姿勢の方が個人的には良いような気がする。と普段思っていることがそのまま書名で読んでみた。難しい本かと思ったが、シスジェンダー男性でゲイの方のエッセイだった。読むことはそのまま書名の通りだった。2024/10/15

綿

8
筆者が自分の足元を明らかにしながら、同性婚が達成されていない国における結婚制度のあり方や日本のプライドパレードとの距離感、韓国のプライドパレードへの参加、また「ゲイかつシス男性」であること、イスラエルによるパレスチナの人々への構造的な暴力、民族浄化について、体験したこと、いまの考え綴る。目的地を決めずにうろうろと歩き回った足跡の記録のように、他者が思索をめぐらす、まっすぐでないその行程をたどりたいという望みが叶えられる本。2024/06/13

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