まじめにエイリアンの姿を想像してみた

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まじめにエイリアンの姿を想像してみた

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760155637
  • NDC分類 460
  • Cコード C0040

出版社内容情報

 エイリアンと聞けば、何を想像するでしょうか。いちばん多いのは映画に出てくる緑色で目の大きなヒト型の生き物という人も多いのでは。そこまで明確でなくても細菌のような微小な生き物ならいるかもねと考えるかもしれません。いずれにしても誰でももしエイリアンに会えたなら、きっとこんな生き物だと想像したことはあるのではないでしょうか。エイリアンはわれわれより科学技術が進んでいて、地球に侵略してくるヤツらだとか、友好的で私たちの未来を明るいものにしてくれるとか、映画でもさまざまな姿が描かれています。
 でも、しょせんは想像の世界と片づけていませんか。もちろん今の私たちが本当にエイリアンに出会える可能性は低いでしょう。人類が無線を使えるようになってから150年もたっていません。つまり、人類がいることをエイリアンが地球からの電波によって知ったとしても、150光年しか離れていない場所にいる場合のみとなります。宇宙の広さからしてもなんと狭い範囲でしょうか。もちろんそこからやってくるにしても、光の速度で150年かかるわけですから、われわれが会えないことは当然といえます。
 本書では、物理学や化学の法則は宇宙でも変わらないことを前提に、生物学の見方を元に、もし生き物が地球外に生まれた場合、液体、気体、固体の中の生活スタイルを考えながら、どのような姿形になるか、どのように行動を選ぶか、どのように発展をしていくかを、進化論やゲーム理論をベースにして、地球の動物たちの進化の過程を参考に、エイリアンにもあてはめて考えてみた結果をまとめています。
 エイリアンを考えることは、結果としてわれわれ地球上の動物とは何かを考えることにもつながっていることも明らかにしていきます。

★リチャード・ドーキンスがX(旧:Twitter)で賞賛
★スーザン・ブラックモア、フランス・ドゥ・ヴァール、ルイス・ダートネルなども賛辞を寄せています

内容説明

動物学者の視点で考えた結果は?地球外生命体の知能とはどのようなものか?そして生命とは、言語とは何かを考えてみた。

目次

はじめに
形態vs機能―すべての惑星に共通するものとは?
動物とは何か、地球外生命体とは何か
運動―宇宙を走り、滑空する
コミュニケーションのチャネル
知能(それが何であれ)
社会性―協力、競争、ティータイム
情報―太古からある商品
言語―唯一無二のスキル
人工知能―宇宙はロボットだらけ?
私たちが知る人間性
エピローグ

著者等紹介

カーシェンバウム,アリク[カーシェンバウム,アリク] [Kershenbaum,Arik]
動物学者、大学講師、ケンブリッジ大学ガートン・カレッジの研究員。イエローストーン国立公園やウィスコンシン州中央部の森でオオカミを追いかけ、さまざまな種類の遠吠えの意味を明らかにしたほか、紅海のサンゴ礁に生息するイルカのホイッスル、ベトナムのジャングルに生息するテナガザルやガリラヤの山中に生息するハイラックスの鳴き声を解読するなど、動物のコミュニケーションに関するフィールドワークを幅広く行っている。ハイファ大学で博士号、ケンブリッジ大学で上級博士号を取得

穴水由紀子[アナミズユキコ]
翻訳家。英国バース大学通訳翻訳修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜長月🌙

68
全宇宙に共通する普遍的な法則に生命は従うことからある程度エイリアンの実態は推測できます。エイリアンの外見を予想するのではなく、文明を持つほどの生命体であれば進化論やジョン・ナッシュのゲーム理論に沿っているはずであることが根拠となります。どの惑星も大きな環境変化がありうるのでランダムな突然変異による進化は必須かつ不可欠なものです。2024/08/08

towerofthesun

5
宇宙のどこかに生命体がいるとしたら、どのように発生しどのように進化を遂げているのか? 地球上の生命の歴史から敷衍して考える知的探究。「みなさんは、本書は地球外生命体についてのみ書かれた本だと思っていたかもしれないが、実際には生命一般、つまり最も基本的な意味におけるあらゆる生命に関する本であり、ほかの惑星の生命に負けず劣らず、地球の生命について扱っている。どこかの惑星に生息しうる生物のカタログではなく、生命とは何なのか、なぜ存在するのか、ほかのあらゆる生命と共通するものは何か、を理解するための本だ。」2024/12/04

茶幸才斎

4
我々が唯一知る地球上の事例を参照すれば、生物進化の道程について、例えば遺伝を伴う増殖、エネルギーと空間を巡る競争、移動のための脚、予測と記憶と学習、個体間情報伝達と社会性、知性と言語など、ある程度の一般論が導かれ、そこから地球外知的生命体の輪郭についても多少は語れるのではないか、と云っている本。宇宙に目を向けずとも、実は我々の足元にいるのかもしれない。自己の結晶構造を鋳型に数百または数千年単位で成長し、やがて2つに割れて増える石くれにしか見えないものがあったとして、我々はそれを生命体と認識できるだろうか。2024/09/30

王室付麻酔科医

3
進化動物学者が、地球上の動物から地球外生命について考えるという魅力的なテーマの本。とはいえ実態は、「地球上の動物のうち、異星生物にも当てはまりそうな普遍的な特徴を考える」という内容で、地球の生物学の範疇を大きく超えるものではない。科学的に真摯であろうとするなら、突飛な考察は少なくなるのもわかる。それでも例えば「全球海洋惑星における知的生物」「エウロパやエンケラドゥスのような内部海天体の生態系」などの考察を(地球生物学から敷衍させて)論じたりして、もっと想像力を刺激して欲しかった…というと求めすぎか。2024/07/09

Myrmidon

3
動物学者・進化生物学者が「進化論(自然選択)」を武器にエイリアンの特性を考察する。バクテリアレベルの話から最終的にはある種の「言語」を使う知的生命体まで扱っており、満足。はじめは太陽光や地熱などの生命以外のものからエネルギーを得ていた生命体から、捕食・被捕食者の出現とともに必然的に運動能力が生まれ、それがある種の社会性やコミュニケーション能力を生み出す様子が説得力を持って語られ、「自然選択」の知的ツールとしての強力さを見せつけられる。「人工知能」の箇所はやや考察が甘い気がしたが、全体として大変面白い。2024/06/24

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