クジラと話す方法

個数:
電子版価格
¥2,530
  • 電子版あり

クジラと話す方法

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年03月27日 23時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 412p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760155422
  • NDC分類 489.6
  • Cコード C0045

出版社内容情報

「動物と話してみたい」
人類はその夢にどこまで近づいたのか?
巨大海獣とビッグデータが出会う最前線の旅へ――!

■あらすじ
2015年、ザトウクジラが海から飛び出し、私の上に落ちてきた。奇跡的に無傷で生還するも、知人の専門家に後日こう言われた。「助かったのは、クジラがぶつからないように配慮したからでしょう」。もちろん、なぜそうしたのと尋ねるなんて不可能ですが、という一言も添えて……。しかしその後、「動物用のグーグル翻訳」の開発を目指す二人の若者が私のもとを訪ねてきた。そもそもなぜ、クジラと人間は話せないのか? シリコンベースの知能が炭素ベースの生命に向けられたとき、動物と人間の関係はどう変化していくのか?

――本書は、国際的評価の高い映像作家である著者が、生物学の世界で起こる革命を丹念に追ったドキュメントであり、Amazon Books編集部が選ぶ「ベスト一般向け科学書2022」のTOP10、『ニューヨーカー』誌が選ぶ「必読書2022(ノンフィクション部門)」に選出された。このたびの日本語版では、71点の図版と2023年のペーパーバック版に加えられたロジャー・ペイン(ザトウクジラの歌を発見した海洋生物学者)への追悼文ともいえる「あとがき」を完全収録。人類と動物の幸福な未来、よりよいコミュニケーションのあり方を模索したいと願うすべての人に贈る一冊。

内容説明

2015年、ザトウクジラが海から飛び出し、私の上に落ちてきた。奇跡的に無傷で生還するも、知人の専門家に後日こう言われた。「助かったのは、クジラがぶつからないように配慮したからでしょう」。もちろん、なぜそうしたのと尋ねるなんて不可能ですが、という一言も添えて…。しかしその後、「動物用グーグル翻訳」の開発を目指す二人の若者が私のもとを訪ねてきた。そもそもなぜ、クジラと人間は話せないのか?シリコンベースの知能が炭素ベースの生命に向けられたとき、動物と人間の関係はどう変化していくのか?国際的評価の高い映像作家が、生物学の世界で起こる革命を丹念に追ったドキュメント!

目次

ファン・レーウェンフックの決断
登場、クジラに追われて
海の歌声
舌のおきて
クジラの喜び
「体がでかいだけの間抜けな魚」
動物言語を探る
ディープマインド―クジラのカルチャークラブ
海にある耳
アニマルゴリズム
愛情深く優雅な機械
人間性否認
クジラと踊る

著者等紹介

マスティル,トム[マスティル,トム] [Mustill,Tom]
生物学者から映画製作者兼作家に転身。人間と自然が出会う物語を専門とする。グレタ・トゥーンベリやデイヴィッド・アッテンボローといった著名な環境活動家や動物学者と共同で制作した作品により、数々の国際的な賞を受賞。それらの作品は、国連やCOP26(気候変動枠組条約第26回締約国会議)で上映されて話題になり、各国の首脳、WHO、ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」にシェアされる。鯨類保護の取り組みが認められ、「世界クジラ目連盟」(World Cetacean Alliance)のアンバサダーにも選出。作家として初めての作品である本書は、Amazon Books編集部が選ぶ「ベスト一般向け科学書2022」のTOP10にランクイン。現在、妻のアニー、二人の娘のステラとアストリッドと一緒にロンドンで暮らしている

杉田真[スギタマコト]
英語翻訳者。日本大学通信教育部文理学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

17
歌まねをする鳥が話をどこまで理解できているかはともかくヒトと意思疎通するチンパンジーについては、かなり確信が持てる。音声のビッグデータを構築することで、動物の鳴き声と行動を解析することができるだろう。ではクジラ類の場合はどうだろう。人よりも大きな脳みそを持ち、コミュニケーションをとっている。例えばとあるシャチの集団は船を沈めたりする。どのように連携し学習しているのか?クジラの声のデータを集めて解析すれば、今は未知でも、何を話しているかわかるかもしれない。2023/12/18

Eric

15
インスピレーションをそそられる出だし。クジラが著者のカヤックに落ちてきた体験、大迫力。鮮烈なインパクトと、クジラという種の美しさへの畏怖。こりゃ胸を鷲掴みにされるわ。その後、クジラの探究をライフワークとする旅に出て、クジラ博士や生態調査官の話を聞きにいく。写真の判別技術を使ってクジラを一頭ごとに特定したり、クジラの鳴き声を収集してデータ分析したりと、最新のテクノロジーを駆使してクジラの生態系に迫っているのが印象的だった他、クジラの解体作業が激ムズなのも興味深かった。2024/09/05

どら猫さとっち

9
生物学者から、映画製作者兼作家に転身した著者が、鯨をはじめ生物と会話ができるのか、いかにしてコミュニケーションを取るのかを探った、生物学ノンフィクション。生物の神秘はよくドキュメンタリー番組で取り上げているけど、本書はそれを独自の視点で深く掘り下げることに成功していると思う。言葉を超えて伝わる想い、その過程を事細かく綴っている。壮大な自然との距離と畏敬も伺える。2023/12/29

チェアー

9
クジラの鳴き声や音をビックデータとして収集できれば、おそらく進化したAIがパターンを見つけ、「言葉」を解読するだろう。その日は、我々が今思っているよりも近い。 だが、今の人間が解読に成功することが、本当に幸福なのかは別の問題だ。言葉を解読したり、コミュニケーションにする手段を得たところで、それを何に使うかが問題なのだ。2023/12/05

オズ

8
本題とはややずれるが……オーストラリアの先住民タウア族は、かつてシャチと協力してクジラ漁をしていたという。イーデンのシャチ。オールド・トム。2024/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21606099
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。