帝国の追放者たち―三つの流刑地をゆく

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帝国の追放者たち―三つの流刑地をゆく

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  • サイズ 46判/ページ数 376p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760155262
  • NDC分類 935
  • Cコード C0098

出版社内容情報

不幸のいちばんの原因は、
ここではないどこかへ
行きたいという望みだろうか? 

【本書の内容】
フランスのアナキスト、ルイーズ・ミシェル。
ズールー人の王、ディヌズールー・カ・チェツワヨ。
ウクライナの革命家、レフ・シュテルンベルク――

より大きな自由とホームの理念のために、
目の前の自由とホームを犠牲にした者たちの生涯を辿る旅に出た著者。

南太平洋のニューカレドニア、
南大西洋のセントヘレナ、
シベリアの極東海岸沖のサハリン――

かつて「帝国」の流刑地だった島々を旅するなかで見えてきた、
いまなお残る傷跡と亀裂。

「自由を求めて鼓動する心臓には、
ごくわずかな権利しかないようですので、
わたしの取り分を要求します。」
――ミシェル

「わたしのただひとつの罪は
チェツワヨの息子であることです。
何もしていないのに、
悪意によって殺されようとしています。」
――ディヌズールー

「もっといい時代がくるよ、モイセイ。
ぼくらの星はまだ地平線の上の空高くにある。」
――シュテルンベルク

人生がふたつに引き裂かれたとき、
自分を保つのはときにむずかしい。

故郷(ホーム)を追われる経験は、
当人にとって何を意味したのか。
故郷(ホーム)を追われた者を受け入れる経験は、
その土地に根づく人びとに何をもたらしたのか。

弱い立場にある者が
望まぬ移動と隔離を強いられる現代に放たれた、
過去と現在をつなぐ傑作紀行文学(トラべローグ)!

【本文より】
本書は流刑者のことを考える一冊として企画されたが、
それと同じくらい帝国についての本にもなった。
両者はつねに分かちがたく結びついているからだ。
それゆえ本書はまた、
帝国の双子の犠牲者のあいだにかたちづくられた
連帯についての一冊でもある。
“流刑者”と“先住民”、
すなわち追放された市民と
植民地化された被支配者のあいだの連帯である。

内容説明

フランスのアナキスト、ルイーズ・ミシェル。ズールー人の王、ディヌズールー・カ・チェツワヨ。ウクライナの革命家、レフ・シュテルンベルク―弱い立場にある者が望まぬ移動と隔離を強いられる現代に放たれた、傑作紀行文学!

目次

プロローグ ホームシックについて
1(赤旗―ルイーズ・ミシェル;幽霊の山―ディヌズールー・カ・チェツワヨ;ユダヤ人居住区―レフ・シュテルンベルク)
船酔いについて
2(野蛮人―ニューカレドニア;月の男―セントヘレナ;黒い川の島―サハリン)
3(黒旗―ルイーズ・ミシェル;没落者―ディヌズールー・カ・チェツワヨ;サハリン熱―レフ・シュテルンベルク)
エピローグ ホームシックについて

著者等紹介

アトキンズ,ウィリアム[アトキンズ,ウィリアム] [Atkins,William]
紀行作家。最初の著書『湿原』(The Moor、未邦訳)がウェインライト賞の最終候補となり、二作目の『果てしない世界』(The Immeasurable World、未邦訳)でスタンフォード・ドーマン年間優秀紀行文賞およびエクルズ大英図書館ライター・イン・レジデンス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よしたけ

51
仏にニューカレドニアに送られたパリ・コミューンの闘士ルイーズ・ミシェル、英にセントヘレナに送られたズールー人の王ディヌズールー・カ・チェツワヨ、露にサハリンへ送られたウクライナ人民主義者レフ・シュテルンベルク、19世紀に流刑に処された3名の物語。3人の人物像や時代描写を分析しつつ、著者自ら流刑地へ足を運んで足跡を辿る。帝国による流刑は過去の遺物のように思えるが、現在でもより間接的な形で、街・職場・学校・家庭で姿をのぞかせ「ここではないどこかへ行きたい願望」が渦巻いており、三人の物語が心に刺さるものがある。2023/09/17

takao

1
ふむ2024/10/27

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