皆川博子長篇推理コレクション<br> 皆川博子長篇推理コレクション〈1〉虹の悲劇・霧の悲劇

個数:

皆川博子長篇推理コレクション
皆川博子長篇推理コレクション〈1〉虹の悲劇・霧の悲劇

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年10月15日 16時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 462p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760152285
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年、京城生まれ。東京女子大学英文科中退。1970年「川人」で第2回学研児童文学賞を受賞後、72年、児童向け長篇『海と十字架』でデビュー。「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞(73年)、『壁―旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(85年)、『恋紅』で第95回直木三十五賞(86年)、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞(90年)、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞(98年)、『開かせていただき光栄です』で第12回本格ミステリ大賞(2012年)、第16回日本ミステリー文学大賞(13年)をそれぞれ受賞。ミステリ、時代小説、幻想文学等幅広いジャンルで作品執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

63
長編二作品を収録。どちらの作品も後年の絢爛たる歴史絵巻や技巧の限りを尽くした短編と比べるとやはり薄味に感じるのだが、それでも両作品とも事件の背後に戦争の傷跡ともいう物がべったりと張り付いているのは後年の諸作品を思わせるかな。ただよく考えるとこの作品が書かれたのは戦後37年を経た時、今よりももっと戦争というものが身近だった時期なんだな。あと両方とも一見関係のない二つの事件が進展するにつれて両者の関係が明らかになっていくのも特徴。薄味だけどやはりこれらも著者の原点の一つなのだなと思いつつ、面白く読めました。2021/04/22

雪紫

37
皆川さんの文体で綴られる祭りの華やかさの中起こる事件。そこには戦争時代の人の残酷さとそこで育まれた負の心が潜んでいて・・・な共通項を持つ初期作品2作(虹と霧はどこら辺?)。悲劇は事件より元凶となった背景を差してるのでは・・・。「虹の悲劇」犯人は倒叙で明らかになる方も最後に明らかになる方もガチの外道だけど、最後の犯人の背景を思うとなぁ・・・主人公達が助かって良かった。「霧の悲劇」この時代の仕事人の扱いって・・・。最後近く、再会のあのシーンの描写が妖しくゾクゾクさせられる。生活で人と価値観は左右される・・・。2020/11/04

ぐうぐう

33
文庫化されていない、もしくはされていても現在入手困難となっている皆川博子作品を日下三蔵が積極的にサルベージしているが、『皆川博子長篇推理コレクション』はタイトルが示す通り、不遇な状況が続いている皆川ミステリの初期作品を収録している。とはいえ、皆川には抵抗があったようだ。ノベルスとして刊行されたミステリは依頼仕事で書かれたことが多く、本人が気に入っていないことに加え、「『死の泉』でファンになってくれた読者はガッカリしちゃうんじゃないかしら」との懸念からためらいも抱いていたらしい。(つづく)2022/03/14

fukumasagami

19
80年代に書かれたサスペンス2篇。どちらも市井に生きる人たちが事件に巻き込まれ、日常から逸脱して、それぞれの理由から真実を探っていく。太平洋戦争の跡が事件に影を落とすところも同じ、戦後30数年という時代。皆川博子の小説は面白いと素直にワクワクした。2020/10/10

ぐりとぐら

14
前半の『虹の悲劇』読了。二つの話が繋がった時、あっとびっくりしました。なにが起きているのかわからない、特に蓉子のパートは、なにが起きているのかわからずに、不安になりながら読み進めたが、とにかく面白かった。悲しい歴史があるし、悲劇のところは、読んでいるのが辛かった。2020/06/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15751916
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。