内容説明
オタク、キラキラネーム、仮想通貨、ゆるキャラ、どや顔、逆ギレ、マイブーム、レジェンド、メタボ、ブラック企業、下流社会―その言葉、はじめて使われたのはいつ?誰が言った?『広辞苑』に載ってる?
目次
1 平成元年~平成五年―「オタク」から「マインドコントロール」まで
2 平成六年~平成十年―「エンバーミング」から「老人力」まで
3 平成十一年~平成十五年―「樹木葬」から「マニフェスト」まで
4 平成十六年~平成二十年―「格差社会」から「ロスジェネ」まで
5 平成二十一年~平成二十五年―「裁判員裁判」から「ヘイトスピーチ」まで
6 平成二十六年~平成三十年―「エボラ出血熱」から「民泊」まで
著者等紹介
中村三郎[ナカムラサブロウ]
フリージャーナリスト、放送作家。歴史、社会、言語の分野を中心に執筆活動、TV番組等の企画・構成に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
73
平成になって生まれたり使われだした新語。その新語が広辞苑でどのように意味が解釈されているか又、出処について書かれている。読んでいると懐かしいものから初めて聞くもの(御飯論法)までいろいろあった。茶髪はタモリが使い始めた、ツーショットは「ねるとん紅鯨団」で、逆ギレは松本人志、タメ口を叩き始めたのは宇多田ヒカル他多数。しかし必ずしも絶対ではないとは思う。言葉が社会に染み渡るまで今の時代は昔に比べて格段に早くなっているぶん薄っぺらな言葉は多くなっていると感じた。図書館本。2019/08/18
タルシル📖ヨムノスキー
19
平成の時代に生まれた言葉、もっと前からあったけれど平成になって流行った言葉を集めた小辞典みたいな本。広辞苑やや新解さんと大きく違うのは、タイトル通りその言葉が、いつ、どこで、誰によって生み出されたかを丁寧に解説しているところ。見てみると、今も使っている言葉もあるし、死語になった言葉もある。徐々に意味が変わってきた言葉もあるし、もちろんまったく知らない言葉もある。言葉は生き物なんだと改めて感じさせられた一冊。自分はいつのまにか、新しい言葉を使う側から、「最近の言葉はよーわからん!」っていう方になってるなぁ。2020/01/16
スプリント
10
平成というと古い感じはしませんが30年前というとかなり昔に感じますねw2019/08/11
遠い日
8
平成は、前半はわたしにとって子育てをした時代。後半は少しずつ老いを感じ始めた時代でもある。こんなに?という思い、これもか!という確認、たくさんのことばができて、時代の空気をそれによって感じてきたんだなぁと感慨一入。2019/09/12
りょうけん
7
<庶> 僕は,本を結構沢山読むが,テレビはほとんど観ないし,新聞も紙では全く読まない.ネットで朝日新聞と日経新聞の無料会員に登録してあって,その範囲で世間の情報は仕入れている.でも「言葉」の変遷には俄然興味を持っていて,この本に登場する「平成新語」はほぼ全部知っていた.どうだ!「どや顔」って,そんなに威張るほどの内容ではないが.m(_~_)m(すまぬw)2019/07/07