ジョゼフ・ミッチェル作品集<br> さよなら、シャーリー・テンプル

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ジョゼフ・ミッチェル作品集
さよなら、シャーリー・テンプル

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  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760150472
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

内容説明

ジプシーの女占い師が街のご婦人から金を巻き上げれば、モホーク族の鳶職は摩天楼の建設現場を自由自在に歩く。ヒッチハイクの老人が親切にしてもらったお礼に、もう存在しない銀行の小切手を書けば、退職して、長生きする気満々の親父さんは、魚屋の店主さながらに魚市場をそぞろ歩く。酒を断っていた男は、結局バーのカウンターで酔いつぶれ、自分の時間を邪魔された酒場の常連女は、ボックス席で煙草に火をつけて…ニューヨークの街を形づくるパズルのピースを、お得意の筆致でひとつひとつはめてゆく―ジョゼフ・ミッチェル作品集、第三弾!

著者等紹介

ミッチェル,ジョゼフ[ミッチェル,ジョゼフ] [Mitchell,Joseph]
1908年、米国ノースカロライナ州生まれ。1929年にニューヨークへ出て、「ニューヨーク・ワールド」紙、「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」紙、「ニューヨーク・ワールド・テレグラム」紙に記者として勤める。1938年から「ニューヨーカー」誌のスタッフライターとなり、寡作ではあるが同誌の最も優れた書き手のひとりと謳われた。1996年歿

山田久美子[ヤマダクミコ]
英米文学翻訳家。主な訳書に、キング『シャーロック・ホームズの愛弟子』(集英社)、ガーディナー『心理検死官ジョー・ベケット』(集英社)などがある

上野元美[ウエノモトミ]
英米文学翻訳家。主な訳書に、ミッチェル『港の底』(柏書房)、ハンプトン『F-16エース・パイロット 戦いの実録』(柏書房)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

16
1940年代のアメリカの街を舞台にした13の掌編。この時代のアメリカに興味がある人におすすめ。都市で暮らすロマ(作中では〝ジプシー〟)を知り尽くした詐欺担当の刑事が語るかれらの手口の細かさにまず圧倒された「ジプシーの女たち」、陽気で楽しく、顔にあざがある女性がたまたま出会った少女の言葉で傷つき、そして自分を取り戻す「さよなら、シャーリー・テンプル」、田舎町で生まれたKKKの活動の実態とそれがいかにしてすたれたかを皮肉なユーモアで描いた「ブラックアンクル郡におけるファシズムの衰退」などが印象に残りました。2020/05/30

DEE

7
このシリーズは1940年代のアメリカのごくありふれた日常の話を集めたもの。 登場するのは後世に名を残した人でも伝記に書かれるような人でもないのだけれど、とても魅力的に書かれている。 「ウイスキーに水を入れる意味がわからない。最初から液体じゃないか。」 こういう台詞にシビれる。2019/01/28

Hotspur

2
ミッチェル三冊目。いづれの篇もミッチェルならでは。記憶を辿ると、ジョイスの『ダブリナーズ』みたいだな、と気づく。「モホーク族の鉄骨鳶」 (1949) はタリーズの『ザ・ブリッジ』に綺麗につながっている。勿論ミッチェルの方が先。「ブラックアンクル郡におけるファシズムの衰退」は笑いを堪えるのが苦しい。これ以下の三作の舞台は珍しくニューヨークを離れ、タッチも異なる。本作どの篇も味があるが、特に最後の3篇は「フラッド氏」を中心とした連作で、食・老い・死がテーマとなっており、心に沁みる。但し宮脇俊文の解説は陳腐。2020/08/07

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