内容説明
絆の深さゆえに、愛する弟の命を奪うこともある!古代から近代まで、歴史を動かした男たちの物語。
目次
第1部 古代編(穴穂部皇子VS.崇峻天皇;天智天皇VS.天武天皇;桓武天皇VS.早良親王(崇道天皇)
崇徳上皇VS.後白河天皇)
第2部 中世・戦国時代編(源頼朝VS.源義経;足利尊氏VS.足利直義;長尾晴景VS.長尾景虎(上杉謙信)
織田信長VS.織田信勝(信行)
伊達政宗VS.伊達政道(小次郎)
豊臣秀吉VS.豊臣秀次)
第3部 近世・近代編(真田信幸VS.真田信繁(幸村)
徳川家光VS.徳川忠長
島津斉彬VS.島津久光
西郷隆盛VS.西郷従道
徳富蘇峰VS.徳冨蘆花)
著者等紹介
後藤寿一[ゴトウジュイチ]
1943年生まれ。早稲田大学卒業後、サンケイ新聞(現、産経新聞)を経て、フリージャーナリストとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Syo
16
期待していなかったけど、 意外に内容が充実していて 面白かった。 絶版の本も2冊 注文してしまうくらいに。2018/02/18
trazom
2
ここに取り上げられている15組の兄弟の話は、ほとんどが周知の話であるし、多くの研究者の見解を羅列して紹介する以上に、著者による独特の視線が提示されているものでもない。しかし、それぞれの対決の構図や背景が簡潔にまとめられているし、従来の学説と異なる最新の研究成果を紹介しようとする姿勢で書かれていることは評価できる。徳富蘇峰と蘆花の話が印象に残る。三国干渉後、蘆花は、国家主義者に変貌した蘇峰を許せず、自らの小説で絶交宣言をする。その二人が、弟の臨終の場で和解し、告別式で蘇峰が読んだ弔辞が感動的である。2016/11/25
南
1
ちょっと期待したのと違った。兄弟のキャラクター性をピックアップするんじゃなくてこの兄弟がどういう風に歴史に関わったかを書いてある本。資料引用も多いので読み物としてより調べ物に適している。2017/02/10