哲学がかみつく

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760146581
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

現代の哲学者、クレイン、ブラックバーン、シンガー、サンデル、キムリッカ、キューピット、グレイリング、ストラウド、ネハマス、ムーアら25人に心と身体、相対主義、動物、スポーツと増強、マイノリティの権利、神についての非実在論、無神論、懐疑主義、友情、無限について、などなどいろいろ質問、疑問、問題点を投げかけた。彼らの本当の主張とは、そういうことだったのだ。

目次

倫理学(ゲッ!―ジュリアン・サヴァレスキュ;相対主義―サイモン・ブラックバーン ほか)
政治問題(コスモポリタンという考え方―クワメ・アンソニー・アピア;信頼性と差別―ミランダ・フリッカー ほか)
形而上学と精神(無限について―A・W・ムーア;科学的実在論―デヴィッド・パピノー ほか)
美学(アートの定義―デレク・マトラバース;建築の美学―アラン・ド・ボトン ほか)
神、無神論、そして人生の意味について(神についての非実在論―ドン・キューピット;人生の意味―ジョン・コッティンガム ほか)

著者等紹介

エドモンズ,デイヴィッド[エドモンズ,デイヴィッド] [Edmonds,David]
哲学者、BBCワールドサービスのラジオ・ドキュメンタリー番組制作者

ウォーバートン,ナイジェル[ウォーバートン,ナイジェル] [Warburton,Nigel]
哲学者、作家

佐光紀子[サコウノリコ]
東京生まれ。国際基督教大学卒業。繊維メーカー、外資系証券会社勤務を経て、翻訳事務所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

28
2010年初出。原盤はwww.philosophybites.comにて無料で聞ける(011頁)。ジュリアン:人生では、自分の感じ方とはずれるかもしれない行動をとるだけの理由があるかどうかと、自らに問うてみることは大切だ(038頁)。ウェンディ:自由、平等は権力問題とくっつきやすい(126頁)。徴税や刑罰などで不自由、不平等を強いてくるとも言える。2016/06/23

amanon

4
西欧の哲学者は日本のそれとは相当にスタンスが違っているな…というのが第一印象。日本人にとって哲学は輸入文化であり、海外の原書を読み、解釈し、自分なりの考えを述べるというのが、哲学研究の基本であるのに対し、本書に登場する哲学者の多くは、時折先達の哲学者の言葉を引きながらも、基本的に自分のオリジナルの考えを述べているのに、あまりに隔絶した土台の違いを痛感せざるを得ない。また、日本の哲学プロパーの世界ではあまりトピックとしてあげにくいものが哲学的文脈から語られるというのが非常に新鮮に映った。こちらも学ばないと。2016/03/05

オブ犬

3
ポッドキャストで配信していたという哲学者へのインタビュー集。それぞれの哲学者の専門領域に関する基本と問題点を簡潔に聞いていくという感じか。収録人数が多いがその分さわりだけで終わるインタビューも。最初の「哲学とは何か」への回答に多くあったように、内容によってはかなり批判的にツッコんでるが、偏りもあるような。2016/04/19

Bkmker

2
「友情」「寛容」「ゲッ!」の章が、学ぶことあり。「無神論」の人の機械さに思わず笑みがこぼれました。色んな学者さんたちがいるなぁ。日本とは傾向が違う感じ。インタビューの回答がイマイチズレてる章もあったけど、インタビューだから仕方ないね。2016/07/09

MADAKI

0
【哲学とは何かを考える】ポッドキャスト企画の書籍化。M.サンデルやP. シンガーといった、その道では著名な哲学者を含む20人以上に、特定のテーマについて哲学として取り扱うことの意義を問う短いインタビュー形式のオムニバスとなっている。テーマは多文化主義や動物の権利のような政治イシューから、懐疑主義、無限といった形而上的なテーマ、アートやワインといった文化的テーマなど多岐にわたり、興味のある所だけつまみ読みしても面白い。2019/01/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10133996
  • ご注意事項