平均寿命105歳の世界がやってくる―喜ぶべきか、憂うべきか

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760144204
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0045

内容説明

寿命は将来160歳まで延ばせる!すでに最新医学では、ヒトに似た遺伝子をもつマウスの寿命を倍に延ばすことに成功している―そのとき、社会保障や国家財政はどうなる?

目次

第1部 長寿の時代(転換点に差しかかる;長寿への道程;主要経済大国の人口動態―アメリカ、EU、ロシア、中国、日本)
第2部 老化とは(老化に伴う機能の低下;生物とての老化;損傷を修復して勤務年限を延ばす;老年医学の近年の進歩と再生医療)
第3部 医療研究を変革する必要性(高齢化に伴う実質的なコスト;医学研究における優先順位の変更)
第4部 退職後文化(退職後文化のイメージチェンジ;成り行き任せか手助けするか―心理面の老化をくつがえす;予防医学と再生医学;将来に備えて)

著者等紹介

ザヴォロンコフ,アレックス[ザヴォロンコフ,アレックス] [Zhavoronkov,Alex]
1979年2月生まれ。国籍は、ラトヴィア、ロシア、カナダ。カナダのクイーンズ大学、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学、ロシアのモスクワ大学で学ぶ。老齢化研究のシンクタンク「生物老年学(バイオジェロントロジー)研究財団」を主宰し、国際エイジング研究ポートフォリオを立ち上げ、世界中の老齢研究を支援している。再生医療世界連合にも加担し、長寿研究の中心で活躍を続けている

仙名紀[センナオサム]
翻訳家。1936年東京都生まれ。上智大学新聞学科卒業後、朝日新聞社に入社、主として出版局で雑誌編集に携わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

26
”積極的な”変化の受容。医療面での選択と集中、社会面でのメンタリティ。共通項はProactive!前者は、治癒ではなく予防であり、発症の軽減・遅延。後者は、老後の意味・意義の再定義。各種数字、政策や症例が語る現実に、国家・社会・個々人それぞれのレベルでの医療(健康)と財務戦略の見直しは必須と痛感。一方、何を持って心の平静を保つことができるのだろうか、と問う。結局、”物質的な”安心を求める心底が、(私の場合)真の課題なのかもしれない。嗚呼、まだまだ人間ができていない・・・。(涙)2014/11/02

takao

2
ふむ2023/11/05

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/05/08

コギコギ555

0
読み終わってびっくりしたこと。筆者は35歳、翻訳者は77歳とのこと。世界の先進国では長寿社会を迎え、どのように長生き生活をしていくかを考えなければならないなだなと実感。とはいえ、健康を保った上で長生きしなければ意味がない。いろいろと考えさせられました。2015/02/25

しんすけ

0
寿命と云うより老化(腐蝕=病気)と年金による財政破綻を中心とした本だった。そして長生きすることは、果たして良いことなのか疑問にさえ思えてくる。「長生き」は、「苦労増殖」の同義語である。この本はそれを否定するための予防医学がテーマなのだろうが、読むほどに未来が暗いものに観えて仕方ない。こんな記述もあった。●石器時代の人類は平均余命が短かったから、老廃物の毒性がたまるような状況とは無縁だった。●かつてのドイツでナチスが台頭したのは財政政策が破綻したことが大きな誘因の一つだった。2014/11/18

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