目次
第1部 子どものケアと食事マナー(おやすみタイム―添い寝と一人寝、どちらがいいの?;買って、買って、もっと買って!―子育てをしていると、どうして物があふれてしまうの?;食事マナーのグローバルルール―他の国では食事のしつけはどうしてる?)
第2部 子どもが育つということ(自信を持つ―「自尊心」って、実はキケン?;心配しすぎな親―自制心はどう育てる?;子どもが育つ貴重な時間―自由遊びの価値)
第3部 子どもの性格形成(優しさ―「思いやりのある子に育てたい」の文化的背景;責任感―どうにもならない落とし穴にはまらないために)
著者等紹介
グロスロー,クリスティン[グロスロー,クリスティン] [Gross‐Loh,Christine]
1968年生まれ。ハーバード大学にてアジア史の博士号取得。現在、子育て分野専門のフリーランス・ライターとして、新聞、雑誌、テレビ等のメディアで活躍中。米国マサチューセッツ州ボストン郊外に家族と在住
和田智代[ワダトモヨ]
1962年生まれ。名古屋市立保育短期大学、米国ワールドカレッジウェスト大学卒業、名古屋大学大学院修士号取得。保育士を経て、国際協力分野のNPO等に勤務し、途上国母子保健事業に従事。みらい子育て研究所代表。おむつなし育児研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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boo
9
途中までは夢中で読んだけど、なんか読みずらくて後半は流し読み。いろんな国の育児に対する考え方が垣間見えるのは面白いと思いました。変わらないのはどこの国のどこのお母さんも子どものために!と考えて行動していることですね。2015/10/07
Keizy-soze
6
【世界一しあわせな子育て】 7月22日読了。 2016年64冊目。 #2016本めも おむつなし育児で有名な著者の「子育て」の比較文化論。 子育てには正解はない、と言われるが、 今、日本で正とされている子育て方式が本当にベターなのか、 他国の子育てはどうやっているのか、が丁度気になっており、 まさに知りたい知識やデータ満載の本だった。 本書は様々な国の実践方法や、その背景にある考え方を紹介。 さらに将来子供が自信をもって健全に育つために、 海外の子育ての知恵をどのように取捨選択して生かすこ2016/07/23
かい
3
面白かった。アメリカの子どもが自己肯定感が高いというのは聞いたことがあったが、その背景がよく分かった。国際的な比較の中で子育てや教育を見直して見ると目の前の当たり前のやり方に違和感や意味を感じ取ることができる。日本の子もありのままの自分を認める心、遊びの中で自生的に物事を作り出すことができるよう育てたいと思った。2015/02/07
ゆー
3
図書館で題名に惹かれて借りたが、思ったよりも興味深い内容でした。古き日本の子育ての良さに気づかされたり、日本の子育てが少しアメリカ寄りになっているんじゃないかと感じたり。一番びっくりしたのは自己肯定感の件り。アメリカでも自己肯定感を高める取り組みをしていて、それが実になっているんだけど必ずしもいいリターンばかりではないということ。必要以上に「自分できる!」と思っているらしい。適切に褒めるのが大事だなと改めて思う。また時間があったらもう1度読みたい本。2014/11/20
TAMAちゃん先輩
2
としさんがパパ本を二冊購入したので釣られて適当に手に取った。 小学生の頃くらいに何故か子育て本を一冊読んだんだけど、日本人以外の著者が書いた育児本を読むのが好き。 この本の著者は韓国系アメリカ移民で、多分著作自体がアメリカ人向けに書かれている。 なので、語り口が基本的にアメリカでの子育ての難解さから始まり、日本やフィンランド、ドイツなどで見聞きした素敵な子育ての紹介となっている。 当たり前じゃーん、と思うようなことがさも大切そうに書かれているのが新たな発見で面白かった。 また、当たり前なことの大切さを再確2015/01/11