内容説明
日本軍の残虐事件の起点ともなった住民虐殺事件。80年を経て、ようやくその全体像が解明される。
目次
第1章 事件当時の「満洲」と撫順市・撫順炭鉱・平頂山集落
第2章 抗日義勇軍、撫順周辺での反満抗日活動の状況
第3章 撫順襲撃事件(一九三二年九月十五日)
第4章 平頂山住民虐殺事件(一九三二年九月十六日)
第5章 事件後の新聞報道
第6章 日本の対応と虐殺隠蔽
第7章 被害関係者の証言
第8章 瀋陽裁判
第9章 東京裁判
第10章 平頂山事件裁判関係資料
著者等紹介
井上久士[イノウエヒサシ]
1950年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。駿河台大学教授。中国人戦争被害者の要求を支える会運営委員長、平頂山事件の勝利をめざす実行委員会委員長も務める
川上詩朗[カワカミシロウ]
1958年生まれ。立教大学法学部卒業。弁護士。日本弁護士連合会人権擁護委員会副委員長、東京弁護士会人権擁護委員会委員長、日本弁護士連合会人権救済調査室員を歴任、現在、東京弁護士会人権擁護委員会委員。平頂山事件弁護団(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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