内容説明
加害者と被害者の両方の視点から見た“未曾有の惨事”。ホロコーストの全体像を簡潔に把握できる入門書。
目次
朝食付きの討議―一九四二年一月二〇日のヴァンゼー会議
ドイツ系ユダヤ人とナチズム―自己理解と脅威
ドイツにおけるユダヤ人の排斥と差別(一九三三~一九三九年)
ユダヤ人の亡命(一九三三~一九四一年)
アーリア化とユダヤの星―ドイツ系ユダヤ人の公民権完全剥奪(一九三九~一九四一年)
東部占領地域のゲットー―「ユダヤ人問題の最終解決」の開始
反ユダヤ主義から大量虐殺へ―最終解決の創世紀
東部での大虐殺―占領地域における「行動部隊」とその他の殺人部隊(一九四一、一九四二年)
ドイツからのユダヤ人の移送
テレージエンシュタット
その他の大量虐殺―シンティとロマの迫害
絶滅収容所における大量虐殺の工業化(一九四二~一九四四年)
著者等紹介
ベンツ,ヴォルフガング[ベンツ,ヴォルフガング][Benz,Wolfgang]
1941年生まれ。フランクフルト・アム・マイン、キール、ミュンヘンの各大学で歴史、政治学、美術史を学ぶ。1969年から1990年までミュンヘンの現代史研究所の共同研究員。この間多数の叢書の編集に関わる。『ダッハウ・ノート』の共同創刊者で共同編集者。1990年以降ベルリン工科大学教授。1990年から2011年まで同大学反ユダヤ主義研究センター長。1992年にショル兄妹賞を受ける。亡命研究学会会長。『歴史学』誌の共同編集者
中村浩平[ナカムラコウヘイ]
神奈川大学名誉教授
中村仁[ナカムラジン]
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。関東学院大学など非常勤講師。専攻はホロコーストの文学や歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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