目次
第１章 信仰に突きつけられた歴史的挑戦
第２章 矛盾に満ちた世界
第３章 山積する様々な見解
第４章 誰が聖書を書いたのか？
第５章 嘘つき、狂人あるいは主？歴史的なイエスを求めて
第６章 いかにして私たちは聖書を手に入れたのか
第７章 誰がキリスト教を発明したのか？
第８章 それでも信仰は可能か？
著者等紹介
アーマン，バート・Ｄ．［アーマン，バートＤ．］［Ｅｈｒｍａｎ，Ｂａｒｔ Ｄ．］
ノース・カロライナ大学教授。新約聖書・原始キリスト教史・イエス伝等の研究の第一人者
津守京子［ツモリキョウコ］
上智大学外国語学部英語学科、東京大学文学部歴史文化学科（西洋史学専修）卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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smatsu
7
キリスト教成立の謎を解く話など殆どしてないので邦題は内容と合わない。聖書（特に著者の専門である新約）は歴史的に見てこういう風に出来たものらしいという話が主題。学会の定説を一般向けに啓蒙する本であって著者独自の説などは何も入れていないとのこと。全体に文字多めの割には論理がゴチャゴチャしていて読みづらい。もしかするとファンダメンタリスト勢力が強いアメリカでこういう本を出すのは色々大変で、そのせいで予防線張ったりしてこうなるのかもですが、視点がミクロすぎて歴史というより書誌学のような話で読者を選ぶ内容だと思う2023/05/03
みゃん
6
聖書ほとんど読んだことないので難しかった。ルカとマタイとで死刑執行の場面が全く違う！死刑執行を行うあなたが可哀想とか、私は蘇るからとか、したり顔のイエスよりは、ずっとうつむいていて一言叫ぶ方のイエスのほうが人間らしくて良いと思う。ワケ知りイエスは読んでいて腹立たしいですよ。こんなキャラ違うんやと思いつつ途中で挫折。興味ない。新約聖書に興味が持てない。2019/06/30
yooou
5
☆☆☆☆★ とどのつまり、無信心で信仰心のない僕としては、キリスト教の信者の方、原理主義の人、信仰に篤いと云われている人達が一体何を信じているのか、実は全くわかっていない事があからさまになる本でありました。2010/12/17
OKKO （o▽n）v 終活中
4
図書館 ◆宗教がらみの研究の現場では、宗教方面からの解釈とアカデミックな分析を混同しちゃならんと入門時に教わる。本書はその手順を具体的に明示する。仕事において「何を科学的に示そうが、大衆にとって気分的に受け入れられない知見は彼らの生活を転覆させることはできない」と実感する毎日だが、著者もそう思ってんだろなぁ…… ◆四福音書を分析的に読むことでわかる「ちょっと考えればわかるでしょ」レベルの齟齬を豊富に例示しつつ、四福音書成立の経緯を一般向けに解く一冊。読後、ネットで拾ってみた「宗教的反論」の数々に苦笑い2015/03/19
Koning
4
新約学者イーアマン先生の一般向け。アメリカのふつーの人向けなので、当たり前のことを語っている訳だけれど、日本でも福音派風味の教団がネットやらで目立って来ているので、そういう薄っぺらい信仰はこの程度の真実に耐えられないんだろうなーと。まぁ、普通はそんな所は乗り越えてこそ信仰なんだろうけれど。新約を読むお供としても良いんじゃないかと思う（NAとかギリシア語で読む人は田川も一緒に読むべきだと思うけど）2012/04/02
