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内容説明
エッと答えに詰まる質問、わかるようで考え込んでしまう質問に、図書館のプロが調べ方をわかりやすく伝授。最近クローズアップされている図書館のレファレンスサービスとは何か?知りたい情報を広く深く探すためのノウハウとは?調べ学習、レポート作成から、インターネット検索のコツまで、さらに図書館が活用できるツボを伝授。
目次
春から夏―さざめきの章(風の竪琴という楽器について知りたい;ある古代文字が、現代では何という漢字なのか知りたい ほか)
夏から秋―きらめきの章(社是や社訓の調べ方;鎌倉時代の日本人の平均身長は ほか)
秋から冬―いろどりの章(効果音を手作りするには;飛び出すトースターについて知りたい ほか)
冬から春―ぬくもりの章(昔、計算に使った木の棒の使い方は;仏像の身長に基準はあるの ほか)
桜の咲く朝に 三十二の小さな情景
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- 評価
図書館へ行こう!本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
13
図書館のリファレンスサービスとはどんなものかがよくわかる本。図書館に寄せられる質問は多種多様であり、少ない手がかりから答えを導き出す過程が推理小説を読むようでとても面白かった。リファレンスサービスは質問者よりも質問を受けて調べる側の図書館職員の方が楽しんでいるのではないだろうか。今まで調べ物は手軽なインターネットを利用してきたが、一度図書館のプロのお手並みを拝見したくなった。次に図書館へ行く時までに何か難しい質問を考えておこうかな。2012/07/24
咲穗
9
レファレンスを事例に調べ物をする際の頭の使い方を紹介した本。 レファレンス自体はおもしろそうだけど、事例に出てきたおじいさんのように、短時間でやらないと怒られちゃうってパターンはプレッシャーきつそうだなぁ… 読み返したい本があって、それっぽいワードをネット検索したら出てきた本作。 私が読みたかったのはこれの1個前の作品っぽいということを突き止めたので図書館にお願いしなくちゃ!2020/08/02
moonanddai
9
確かにレファレンス係の方は、自分の好みに関わらず質問jが来るのでしょうね。私、ある俳句関係者(だと思います)の人のことをお尋ねしましたが、残念ながらうまくいきませんでした。そんなこともあります。本屋さんで、お客さんの売る覚えの記憶を頼りに本を当てる話も読んだことがありますが、それもやはり大変なのでしょうね。2020/02/20
さなだ
9
図書館 あかね市立図書館という架空の図書館を舞台に、図書館職員がどうやって調べ物をしていくか物語風に書かれている。それを通じて調査のツボをわかりやすく伝えている。2012/03/20
深山木 寝子
8
シリーズなのを知らずに読んでしまった。物語調なので中学生くらいでも読めそうな“探し方”の本。最近の子どもは書名検索だけして、無いと諦めちゃったりするからねぇ。柔軟な発想、多角的なものの見方の大切さを痛感。レファレンス本は他にも読んだけど○○探すには××を〜みたいなガイドブックみたいな感じだったから、この本みたいに資料にたどり着くまでの発想過程が読めるのはいいね。それぞれキャラに特徴があって楽しい。私もレファレンスの得意分野みたいなのができるといいけど、中々勉強がすすまない。反省反省、日々精進。 2014/08/19