内容説明
“便利”“快適”“清潔”“安心”を追い求める大衆と、彼らの夢や欲望を満たすべく続々と生み出された新技術。189のアイテムと図版1700点で一望する、モノの20世紀史。
目次
1 すてきなマイホーム
2 20世紀身体論
3 都市という劇場
4 マイカーの世紀
5 走る都市
6 情報のかたち
7 自然とアトミックエイジ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ken
1
世紀の始まりはいつも脳天気なもの。21世紀は、すでにその段階を通過したようです。2016/01/07
Mentyu
1
本書は20世紀初頭から中葉にかけての一般向け科学雑誌に載っていた図像を、解説文と共に紹介した図説となっている。科学の進歩を市井の人々に「分かりやすく」伝える図像記事は、マチズモ的あるいは父権主義的なジェンダー観や、根拠なき科学信仰と楽観主義に貫かれたものであったことが伺える。20世紀が科学の世紀である以上、こうした「科学的なモノ」に対する当時の認識を明らかにする研究は今後重要性を増すのではないかと思う。2016/01/07
Shu
1
『はじめに』の文章がすごいおもしろかった。 「時間的ゆとり」の切り口から価値観の多様性をみていくのもおもしろいな、と思った。となると、時間的ゆとりを生むのがテクノロジーの進化によってである、という仮説が成り立つとすると、テクノロジーの発展が価値観に大きく影響を及ぼしていると、となると、テクノロジーの線を辿っていけば価値観を予測できるのはないか。2015/11/18
maishilo
0
街の地図とかタンクローリーとか大型スタジアムとか、言われてみれば確かに20世紀以降のものだよなというものが知れてよかった。ちょっと文章が説教くさい(まったく関係ない小説とか引用されても…!!)のが気になったけど企画としては面白かった2024/03/27
あ
0
図書館本2011/08/06