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内容説明
英国の風土と歴史が生んだ年老いても持続可能な生活スタイル。社会の調和を乱さない静かな個人主義。まるで穏やかな輪舞曲のようなエッセイ。
目次
“一杯の紅茶”にはじまる暮らし
住まいの片隅に心地よい空間をつくる
自然との対話による喜び
孤独を楽しむ
余暇の中でアマチュア精神を磨く
地域とともに暮らすということ
大量消費に抗する
灯火親しむべき読書
のびやかにシンプルに生きる
著者等紹介
山口保夫[デグチヤスオ]
1929年三重県松阪市に生まれる。早稲田大学大学院修了。早稲田大学名誉教授。英文学者。ワーズワスやキーツ、夏目漱石などの文学研究と併行して、英国紅茶をはじめとする生活文化を我が国に幅広く紹介、80年代英国ブームの火付け役を果たす。鎌倉在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バーベナ
1
紅茶の話もありますが生き方論。余裕は自分でつくるものですね。コージーコーナーの意味初めて知りました。2020/01/30
ロピケ
1
出口さんといえば、紅茶についての話ももちろんあるんだけれども、コージー・コーナー(ケーキ屋さんではなく)の章がとても良かった。エリザベス・ハンズの「愛想のない家族について」の詩が気に入って書き移しました。井の中の蛙としては、鶯の鳴く中、日本の野鳥の鳴き声も悪くは無いと思うんだけれど、日本の景観の醜さは定評があるから、看板くらい何とか規制できないのかな…と思った。最終章のキーツの「消極的受容力」。この大地震をどう受け止めたらよいのか考え続けていたので、思いもしなかった本書で問題に触れられていたのには驚いた。2011/03/17
Yumikoit
0
モノが増えるのは好きじゃない。これもいいなー、ちょっと最近家の中がわさわさしてきたから、大物の家具を入れ替えてちょっとライフスタイル替えたいなーと思いながら読む。飼猫氏が後ろからちょい読みして、「この人、日本よりも英国に住んだ方が幸せじゃない?」とつぶやく(笑)2015/08/24
寿里子
0
出口さん、夫の実家のご近所さんのようだった・・・。2014/11/28