ヨーロッパをさすらう異形の物語〈上〉―中世の幻想・神話・伝説

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760131907
  • NDC分類 164.3
  • Cコード C0022

内容説明

中世ヨーロッパで語り継がれてきた、世にも奇妙な神話伝説の数々。怖い話、不思議な話、おかしい話、美しい話などを集め、わかりやすい解説をほどこした、ヨーロッパのロングセラー待望の日本語版。

目次

さまよえるユダヤ人―永遠という罰の重み
プレスター・ジョン―朗報かそれとも悪い報せか
占い棒(ダウジング)―なんでも見つけ出す魔法の棒
エペソスの眠れる七聖人―復活する死者
ウィリアム・テル―本当はいなかった弓の名手
忠犬ゲラート―命の恩人は動物だった
尻尾の生えた人間―「よけいなもの」か「必要なもの」か
反キリストと女教皇ヨハンナ―悪しき者たちへの恐怖と期待
月のなかの男―いまもそこにいる理由
ヴィーナスの山―戻ってきた者はひとりしかいない
聖パトリックの煉獄―足を踏み入れた者たちの証言
地上の楽園―それはどこにあるのか
聖ゲオルギオス―残酷な拷問とドラゴン退治

著者等紹介

バリング=グールド,サビン[バリンググールド,サビン][Baring‐Gould,Sabine]
1834年生まれ。ヴィクトリア朝イングランドの聖人研究家のほか、古物収集家、小説家、哲学者としても知られた。著書は500冊を超える。1924年没

池上俊一[イケガミシュンイチ]
1956年愛知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科(西洋史学専攻)博士課程中退。東京大学大学院総合文化研究科教授

村田綾子[ムラタアヤコ]
翻訳家

佐藤利恵[サトウリエ]
翻訳家

内田久美子[ウチダクミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちぇしゃ

11
図書館本。期待しすぎたかもしれない。それぞれ扱っているテーマが、彷徨えるユダヤ人だったり、ウィリアム・テルであったりよく知られている話から、何となく知ってる程度のものでも、割と物語や映画やドラマで扱われる伝説や民話ばかりだったから、上下巻ともまとめて借りて読んだのだけど、一つのテーマの中で、関連はしてるけどちがうエピソードがかなりの量紹介されていて、焦点が絞られていない印象というか、バラバラにしてそれぞれをより深く知りたかった感じがして、わたくしとは合わなかったかなあ2019/06/03

遊未

6
結構どこでも取り上げられている話が多かったと思います。私にとってプレスタージョンについてはこれまでの本より詳しかった。異形というと異教の香りを期待しましたが、純キリスト教内の話が多く、ひとつひとつの話の説明が突然終わったりします。根拠わからない断定もあり、下巻は…どうしよう。2021/01/24

nori

4
Interesting but much redundant. It should be nice, if pages of the book is a half. Wagner may like to use those stories, while I wonder why Flying Dutchman was not written in it. Instead, there is 'flying' Jews (lol).2016/11/24

臓物ちゃん

0
「女教皇ヨハンナ」や「聖ゲオリギオス」など、ロマン溢れる中世ヨーロッパの都市伝説を紹介する一冊。中でも一番ヤバいと思った話が「月のなかの男」。神罰として月に閉じ込められたせいで永遠に月曜日しか来ないとか鬼畜すぎる。やはり太古の昔から月曜日は恐怖の対象だったのか……2016/09/25

j1296118

0
これはこれで楽しんだのですが、てっきり怪物の話かと思っていたのです。2013/09/13

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