孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生

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孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生

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  • サイズ A5判/ページ数 689p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760129034
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

著者の名を世界中に知らしめた名著の完全訳。ボウリング人口は減っていないのに、社交としてのボウリングが激減したのはなぜなのか。ご近所づきあい、地域・教会活動、学校行事への参加などの人間関係を《社会関係資本 Social Capital》と位置づけ、米国コミュニティの特質と変遷を論じる、トクヴィル以来の総合的米国社会論。トクヴィルが賛美した「団結する力」に類似する、相互義務と行為への責任を内包した社会関係資本。その多寡と民主主義の健全さの相関関係を詳細に論じ、米国コミュニティにおける社会関係資本の減少を膨大な調査と分析から立証した全米ベストセラー。情報化社会の民主主義への影響も論じながら、米国の未来を占う。日本(※)及び他国のコミュニティ分析にも有効であり、比較指標として、いま世界中から注目を浴びている新しい社会理論の模範的応用ケース。

※)すでに、内閣府国民生活局編『ソーシャル・キャピタル―豊かな人間関係と市民活動の好循環を求めて』(国立印刷局・2003年)などの調査報告もある。

=書評・紹介多数=
◆鳥越皓之氏評「「する」から「見る」へ動いた現代人と現代社会」(エコノミスト、2006.5.30号)
◆竹内洋氏評「衰弱する社会関係資本」(読売新聞、2006.5.28)
◆生井英考氏評「近隣共同体の衰退あぶり出す」(日本経済新聞、2006.5.28)
◆匿名氏評「失われつつある市民の「絆」」(日経ビジネス、2006.5.29号)
◆佐藤卓己氏評「「心の中」と現実に落差 つながり豊かなふるさと」(中国新聞、2006.6.11)
◆山田昌弘氏評「人の「つながり」追求」(福島民報、2006.6.10、秋田魁新報・北国新聞・山陽新聞・山陰中央新報・南日本新聞、2006.6.11、沖縄タイムス、2006.6.17、京都新聞・徳島新聞、2006.6.18、四国新聞、2006.6.24、岐阜新聞・神戸新聞、2006.6.25、新潟日報・静岡新聞・中国新聞・長崎新聞・熊本日日新聞、2006.7.2、東奥日報、2006.7.9)
◆匿名氏評「米国人がコミュニティー参加をやめた理由」(日刊ゲンダイ、2006.6.24)
◆渡辺靖氏評「アメリカ社会はどうなってしまうのか」(図書新聞、2006.7.8)
◆「今週の8冊」(読売ウィークリー、2006.7.9)
◆柴山桂太氏評「コミュニティ衰弱の原因を探る」(表現者、2006.7)
◆新刊紹介(都市政策、2006.7)
◆山下範久氏評「社会関係資本失った米国、回復への道を探る」(週刊東洋経済、2006.7.15)

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内容説明

つよいアメリカを支えた市民的つながりの減少は、いつ・どこで・なぜ起こったのか?様々な人と人のつながり=社会関係資本が、幸福な暮らしと健全な民主主義にとっていかに重要かを膨大な調査データから立証した全米ベストセラー。

目次

第1部 序論(米国における社会変化の考察)
第2部 市民参加と社会関係資本における変化(政治参加;市民参加 ほか)
第3部 なぜ?(時間と金銭面のプレッシャー;移動性とスプロール ほか)
第4部 それで?(教育と児童福祉;安全で生産的な近隣地域 ほか)
第5部 何がなされるべきか?(歴史からの教訓―金ぴか時代と革新主義時代;社会関係資本主義者の課題に向けて)

著者等紹介

パットナム,ロバート・D.[パットナム,ロバートD.][Putnam,Robert D.]
1941年米国ニューヨーク州ロチェスター生まれ。1970年にイェール大学で学位取得。ミシガン大学を経て、現在ハーバード大学教授。この間ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任した。比較政治学、国際関係を始め広範な領域で多数の編著書、論文を発表している

柴内康文[シバナイヤスフミ]
1970年千葉市生まれ。1994年東京大学文学部卒、1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。現在同志社大学社会学部助教授。専門はメディア論・コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たばかる

15
アメリカの1960年からの政治変化の変わりようを人々の生活や思想の変化の指標をもとに見ていく。戦後は確かにアメリカの経済優位によるリベラリズムの増進が物質主義的な側面を加速させたが、その中でも特に生活を変える要因となったのはテレビの普及と世代間の断絶だったらしい。この辺のデータは選び方や分析の仕方も含め参考になる。今後の民主主義についてトクヴィルを引用しつつ懸念して本を締めている。2020/12/29

白玉あずき

8
原著2001年刊で邦訳は2006年。今頃「社会関係資本」という言葉に反応する自分も、いいかげん感度が鈍いなあ。「流動化する資本主義」に比べれば圧倒的に専門性が低くて読みやすく、なんとか最後までこぎつけた。でも順番に読めばよかったなあ。「ソーシャル・キャピタル」という言葉より、「社会関係資本」というこなれた日本語が定着したようで大変よろしい。ダンバー数くらいの小さなコミュニティに帰属して、安心して支えあうという構造が「人の幸せ」なのかも~と思いながら読んでいたが、そのような社会的コミュニティの不自由さ閉2015/06/08

ぽん教授(非実在系)

7
社会関係資本が高い地方は平均寿命も高いし犯罪率も低いし暴力性も低いし教育格差も少ないし経済も成長する、そして社会関係資本は自由や平等と両立する、という主張を恐ろしいまでの量のデータを用いて証明していく。論旨自体はシンプルでグラフもたくさんあるので読みやすい。 データの使い方が少し強引なところもあるが、マディソン・ハミルトン→トクヴィル→リップマン・デューイ→ダールと続いてきたアメリカの中間団体論の王道を貫く流石は名著であり、あらゆる社会関係資本研究は本書を批判的に検討するところから始めないといけないだろう2015/07/23

スターライト

5
パットナムは『哲学する民主主義』でイタリアの政治体制とソーシャルキャピタルについて考察したが、本書ではアメリカの社会関係資本について幅広い領域のデータを駆使して分析。本文を読む前に訳者あとがきにある本書の構造図(572ページ)を見た方が、全体をつかむのに有効かもしれない。20世紀の最後の四半世紀の社会関係資本の急減の打開を、ほぼ1世紀前の出来事にそのヒントを求めたことに驚き。パットナムは問題点を鋭く指摘しているが、コミュニティ再生の処方箋については手がかりを与えているだけで、さらなる研究が必要だろう。2014/12/18

富士さん

4
聞いていた以上の名著でした。確かに本書の根本には、典型的な自次世代中心主義を感じますが、一見関係のないような膨大なデータを収集し、解釈することによって、ひとつの傾向を浮かび上がらせる工夫と手間並大抵の苦労ではなく、敬服しかありません。これは、意見を異にする人たちへの誠実な態度の現れであると思います。若いだけで何でも喚けると思っているかのような「若害」よりも、この種の「老害」の方がはるかに尊い。たとえ内容に反対でも、責任を持って人に何かを伝えようと思っているならば、本書へのリスペクトはあってしかるべきです。2022/01/11

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