内容説明
健康法だけではなく、格闘術だけでもない、人間本来の力を発揮するための太極拳とは?現在では失われつつある“太極拳の元型”を、伝承の見直しや套路の比較を通して浮かび上がらせる。武術を志す全ての人に“気づき”をもたらす、太極拳の叡智が満載。
目次
第1章 双魚大極図の意味
第2章 もうひとつの太極拳史
第3章 楊家太極拳史
第4章 套路研究
第5章 張三〓の拳譜を読む
第6章 王宗岳の拳譜を読む
著者等紹介
清水豊[シミズユタカ]
1960年生まれ。十代から太極拳、合気道、大東流の研究をする。太極拳は楊家を中心に、呉家、武家、孫家、陳家などの諸拳にも触れる。また日本の武術では大東流を始めとする柔術や新陰流、立身流などの剣術にも触れる。中央大学から國學院大学大学院を経て台湾師範大学に留学(専門は思想史)。楊家、呉家の太極拳を学ぶ。また八卦拳の何静寒老師と出会い、2005年には拝師弟子となる。現在は両儀堂にて太極拳、八卦拳の指導と研究を行っている。『合気道マガジン』『秘伝』『武術』などにも多数、研究やレポートを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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