内容説明
ナチへの自発的な協力、ヴィシー独自の国民革命、戦後の第四共和政との連続性を鮮やかに立証。対独レジスタンスの輝かしい神話を崩し、従来のヴィシー像にコペルニクス的転回をもたらした記念碑的研究。
目次
第1章 対独協力を求めるフランス―一九四〇~四二年(ピエール・ラヴァルとパリ人脈;「新政策」一九四〇年九~一二月 ほか)
第2章 国民革命(競い合う構想;デカダンスへの対応 ほか)
第3章 体制協力者たち(新参者、退出者、そして名士たち;フランスの内戦―一九三四~三七年 ほか)
第4章 対独協力一九四二~四四年―解放と革命のはざまで(社会秩序への脅威(レジスタンス;第二戦線)
対独協力を求めるフランスの最後の試み―一九四二~四三年 ほか)
第5章 総括―ヴィシーの遺産(断絶と連続;ヴィシーとフランス社会 ほか)
著者等紹介
パクストン,ロバート・O.[パクストン,ロバートO.][Paxton,Robert O.]
1932年、アメリカ、ヴァージニア州生まれ。オックスフォード大学で修士号、ハーヴァード大学で博士号取得。長年コロンビア大学でヨーロッパ現代史を教え、現在名誉教授
渡辺和行[ワタナベカズユキ]
1952年岐阜県生まれ。京都大学法学部卒業、京都大学大学院法学研究科修了。現在、奈良女子大学文学部教授
剣持久木[ケンモチヒサキ]
1961年東京都生まれ。上智大学文学部卒業、パリ第一〇大学留学を経て上智大学大学院博士課程単位取得退学。現在、静岡県立大学国際関係学部助教授
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