出版社内容情報
身体でオルグする仏菩薩!女犯は是即身成仏?立川流髑髏本尊の作りかたとは?「悟り」か「破戒」か。命題に苦悩する人々をよそに、性を肯定する教えは確実に広まり、今日まで命脈を保った。古代インドのシヴァ神に始まり、インド・チベットの真言密教、立川流、摩多羅神、天台宗玄旨帰命壇など、仏教史・日本史の中に垣間見える性の神々、性の宗教を探求する。
一 インド古代の宗教と性
奔放なインド古代の神々の性
淫欲是道を説いた龍樹菩薩
二 セックスで教化する神々
十一面観音―聖天に身体を許して教化する
吉祥天―優婆塞に身体を許して教化する ほか
三 性と悟り
インド真言密教の解脱法
ネパールの不動明王のシャクティ ほか
四 密室の宗教
髑髏本尊作りに伴う性行為
三賢一致書による性のとらえ方
五 性と宗教の深淵
立川流は男女不二をもって原理とする
陰陽石と塞の神と性神 ほか
内容説明
タントラ、シャクティ、髑髏本尊…眩暈する性の宗教の深淵。身体でオルグする仏菩薩?女犯は是即身成仏?仏教史・日本史の中の“性典”。
目次
第1章 インド古代の宗教と性(奔放なインド古代の神々の性;婬欲是道を説いた龍樹菩薩)
第2章 セックスで教化する神々(十一面観音―聖天に身体を許して教化する;吉祥天―優婆塞に身体を許して教化する ほか)
第3章 性と悟り(インド真言密教の解脱法;チベット真言密教の解脱法 ほか)
第4章 密室の宗教(髑髏本尊作りに伴なう性行為;三賢一致書による性の捉え方)
第5章 性と宗教の深淵(タントラ密教の左道性力と右道性力;立川流は男女不二をもって原理とする ほか)
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in medio tutissimus ibis.