出版社内容情報
明治に幼少年期をおくり,大正に青春を謳歌した建築界の最長老が,驚くべき記憶力と雅味あふれる文体でつづる〈魂の記録〉。克明な描写から浮かび上がる当時の生活風俗は〈生きた庶民史〉として第一級のもの。
序
第1章 下町育ち
第2章 山の手住まい
第3章 藍染川のほとり
第4章 笑いなき青春
第5章 六陵三年(一)
第6章 六陵三年(二)
第7章 東大三年
あとがき
内容説明
なつかしい人々・風景・風俗を精緻な描写で甦らせる大正ロマンティック・エッセイ。
目次
下町育ち
山の手住まい
藍染川のほとり
笑いなき青春
六稜三年
東大三年