内容説明
日本初の教育研究者と法曹実務家の共同研究による「あるべきスクールロイヤー制度」の提言。スクールロイヤーが子どもの権利をまもることで、保護者と学校の関係は改善され、教職員の負担も軽減される。子どもの権利保障が未整備なわが国で、子どもが豊かに学び育つ、権利侵害のない安心できる学校を実現するためのスクールロイヤーの役割と活動を提示する。
目次
子どもの権利条約と子どもの権利に関する法令
スクールロイヤー制度とは
アンケート調査から見えるスクールロイヤー
理論編(基本的人権としての学習・教育とスクールロイヤー;対話による学校づくりとスクールロイヤーへの期待;子どもの権利とスクールロイヤー―関係的権利論;教師の教育権保障とスクールロイヤー;学校紛争とスクールロイヤーの役割試論―学校事件・事故等の解決の実際と課題をふまえて)
実践編(スクールロイヤー制度の現状と課題;学校をめぐる紛争解決;外国における紛争解決と子どもの権利擁護制度)
資料編(子どもの権利条約;「スクールロイヤー」の整備を求める意見書(日弁連)
愛知県教育委員会スクールロイヤー設置要綱
弁護士会の子どもの人権相談窓口一覧)
著者等紹介
松原信継[マツバラノブツグ]
清泉女学院大学、元愛知教育大学、博士(教育学)、東海地区「子ども条例」ネットワーク代表世話人、元多治見市子どもの権利擁護委員
間宮静香[マミヤシズカ]
弁護士(愛知県弁護士会)、名古屋市子どもの権利擁護委員代表委員、元豊田市子どもの権利擁護委員、愛知教育大学非常勤講師、子どもの権利条約総合研究所運営委員
伊藤健治[イトウケンジ]
東海学園大学、博士(教育学)、子どもの権利条約総合研究所運営委員、東海地区「子ども条例」ネットワーク運営委員、元多治見市子どもの権利擁護委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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