目次
『三國志演義』託李評の位相
黄春明が描く台湾社会における、日本統治期の記憶―小説・『甘庚伯的黄昏』、『莎〓娜〓・再見』から
南宋最初期の科挙とその影響―全国実施の類省試を中心に
モンゴル国カザフ人社会における天幕型住居内部への装飾行為の社会的・文化的背景―「恥」の概念に注目して
カロリング朝期黙示録写本における「マイエスタス・ドミニ」―幾何学的図式の利用と挿絵の連続性について
異宗教間調和の為の一考察―インド密教における尊格の取り込みの事例を通して
イラン現代知識人におけるエルファーン
類型論から見た熊本諸方言の特徴―西南部九州二型アクセント諸方言との対照から
日本語における出来事名詞句の構造とその受動文との類似性
19世紀における範語法を中心とした言語教育方法の展開―J.ランシエールとF.キットラーの議論を手がかりに
読み聞かせ場面における幼児の視線探索パターンに関する発達科学的研究
アメリカ市民性教育における「子どもの声」を重視した学校改革カリキュラムの構造―シカゴ学区の「子どもの声協議会」を事例として
“何者か”にならなくともよい「居場所」参加のパラドックス―おひさま「松山」に関わった大学院生のオートエスノグラフィ
自衛隊海外派遣推進の起源と国連外交1955‐1958
日本の労働組合ナショナルセンター「連合」の活動の数量化分析
現代日本における水族館―水族館のやろうとしていることと市民が抱いている水族館のイメージ
時代思潮と小説評価の歪曲―永井荷風「地獄の花」の同時代受容とニーチェイズム
基金に提出された研究成果報告書