目次
ドイツの倫理・道徳教育への注目―宗教科と倫理・哲学科との関係史を捉える視角
第1部 宗教科と倫理・哲学科の法的地位をめぐる相克―対立から並存へ(基本法における宗教科規定と各州の倫理・哲学科規定との関係;宗教的多元化の中の宗教科と倫理・哲学科―2000年代以降のベルリンにみる倫理科の必修化)
第2部 宗教科と倫理・哲学科による市民性の育成と倫理・道徳教育の質保証―カリキュラムの並存から連携へ(宗教科による市民性の育成―1990年代以降のカリキュラムの分析;倫理・哲学科による市民性の育成―1990年代以降のカリキュラムの分析;宗教科と倫理・哲学科による倫理・道徳教育の質保証―コンピテンシー・モデルに基づくカリキュラムへの転換)
第3部 授業実践にみる宗教科と倫理・哲学科(教科書にみる宗教間学習の特徴―宗教科(カトリック)教科書と実践哲学科教科書との比較
生徒の意識にみる宗教科と倫理・哲学科の連携に向けた課題―質問紙調査に基づいて
宗教科と倫理・哲学科との教科間連携への模索)
宗派的宗教教育と世俗的価値教育との関係性
著者等紹介
濱谷佳奈[ハマタニカナ]
1977年京都府生まれ。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業、上智大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(教育学)。現在、大阪樟蔭女子大学児童教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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