出版社内容情報
教授理論家マクマリーのタイプ・スタディ概念の使用文脈の変遷を明確にし、カリキュラム論や教授理論そのものの質的転換を捉える。米国ヘルバルト主義運動の担い手の一人、マクマリーに着目。マクマリーのタイプ・スタディ概念の使用文脈の変遷を明確にすることを通じて、カリキュラム論や教授理論そのものの質的転換を捉える大著。
藤本和久[フジモトカズヒサ]
著・文・その他
目次
序章 問題の所在と本研究の課題
第1章 19世紀後半の「授業」の実態と米国ヘルバルト主義
第2章 タイプ・スタディ論の生成・発展過程
第3章 教員養成・教師教育を通じたタイプ・スタディの普及過程
第4章 教育の科学化とタイプ・スタディ
第5章 附属学校への関与を通じたタイプ・スタディの開発・普及過程
第6章 ノーマル・スクール、学校、教育行政当局はマクマリーから何を学んだか
終章 カリキュラムとその実践思想を読み解く基盤
著者等紹介
藤本和久[フジモトカズヒサ]
1973年兵庫県生まれ。1996年京都大学教育学部卒業。2001年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。2001年慶應義塾大学教職課程センター助手(嘱託)。2004年慶應義塾大学教職課程センター専任講師。2008年慶應義塾大学教職課程センター准教授。2013年~2015年コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ訪問研究員。2016年博士(教育学)取得(京都大学)。2018年慶應義塾大学教職課程センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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