出版社内容情報
日本の高齢者教育の変遷を社会状況と高齢者像をもとに考察し、戦後の高齢者教育の構造と展開を学習理念と学習内容を中心に分析する。日本の高齢者教育の変遷を社会状況と高齢者像をもとに考察し、戦後の高齢者教育の構造と展開を学習理念と学習内容を中心に分析する。
久保田治助[クボタハルスケ]
著・文・その他
目次
第1章 第二次世界大戦以前の高齢者像(明治期の高齢者像―近代における敬老思想の形成;大正期の高齢者像―穂積陳重の『隠居論』を中心として;昭和初期の高齢者像―浴風園における橘覚勝の教育観)
第2章 1950年代の高齢者教育―小林文成の高齢者教育論(高齢者教育概念の成立―楽生学園の理念;「現代人となる」学習の概念;楽生学園の学習内容―調査活動と学習プログラムから;楽生学園の高齢者の活動)
第3章 1960年代の高齢者対策と老人大学の整備(社会状況と高齢者像の変容;橘覚勝の老人憲章“私案”;老人大学設置の萌芽―高齢者の学習の組織化)
第4章 1970年代の老人大学の展開(1970年代の高齢者の学習を取り巻く状況;高齢者政策における教育行政と福祉行政の谷間の問題;1970年代の老人大学の特徴;1970年代以降の高齢者の学習環境)
著者等紹介
久保田治助[クボタハルスケ]
1974年生まれ。鹿児島大学学術研究院法文教育学域准教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。岡崎女子短期大学幼児教育学科講師、鹿児島大学教育学部講師・准教授を経て、2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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