出版社内容情報
うつ病で休職に至った労働者の心理的側面、特に認知及び対処行動に焦点を当て、当事者の語りから職場ストレスとの関連を検討。「職場復帰のための集団認知行動療法」プログラムを用いて、再発・再休職予防の心理的支援のための示唆を得ることを目的とした新著。
中村聡美[ナカムラサトミ]
著・文・その他
目次
第1章 序論 うつ病休職者の集団認知行動療法に関する研究と実践の背景(問題と背景;文献検討 ほか)
第2章 うつ病再休職者における職場ストレス要因の検討―初回休職者との比較調査(量的研究“1”)(問題と背景;生活場面における主観的ストレスの初回休職者と複数回休職者の比較(研究1) ほか)
第3章 うつ病休職者の職場ストレス処理に関わる認知及び行動のプロセス(質的研究)(「職場復帰のための集団認知行動療法」参加時の認知変容のカテゴリー化の試み(予備研究)
休職前の職場ストレス処理過程“埋没的労働スタイル”の維持から崩壊までの様相(研究4) ほか)
第4章 「職場復帰のための集団認知行動療法」プログラムの介入評価(量的研究“2”)(抑うつ症状からみた「職場復帰のための集団認知行動療法」の介入評価(研究7))
第5章 総合考察(各研究の概要;うつ病休職者の休職前の職場ストレス要因と認知行動的観点からみたストレス処理過程 ほか)
著者等紹介
中村聡美[ナカムラサトミ]
NTT東日本関東病院精神神経科臨床心理士。青山学院大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了、博士(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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