出版社内容情報
大学生のADHDを、すべての人が持つ特性という観点でとらえ進路決定への影響を確認。特性をとらえる簡便な質問紙を用いたグループワークを提案している。障害学生支援にかかわる研究者、実際に支援を行っている大学教職員に対して特性に基づいた具体的な支援法を提供する画期的な書。
篠田直子[シノダナオコ]
著・文・その他
目次
第1部 大学生のADHDに関する研究動向(研究1)(日本の大学における発達障害学生の現状;ADHDの概念;青年期および成人期のADHDの特徴;大学生のADHD)
第2部 本研究の目的と基本概念の定義
第3部 調査研究(尺度の作成(研究2)
セルフレポートによる大学生のADHD特性の特徴(研究3)
大学生のADHD特性が進路決定におよぼす影響(研究4~6))
第4部 ADHD学生に対する支援(ADHD学生に対する支援の現状;注意に困難さのある大学生への支援プログラム開発の試み(研究7))
第5部 総括(総合考察および今後の課題)
著者等紹介
篠田直子[シノダナオコ]
博士(心理学)、臨床心理士・学校心理士、兵庫県出身。1983年筑波大学第二学群人間学類(心理学主専攻)卒業。1993年筑波大学大学院修士課程経営・政策科学研究科修了。スクールカウンセラー、児童養護施設・児童家庭支援センター心理職などに携わる。2009年目白大学大学院修士課程心理学研究科(臨床心理学専攻)修了。2016年目白大学大学院後期博士課程心理学研究科修了。信州大学学生相談センター障害学生支援室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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