出版社内容情報
我が国の音楽教育界に「教育内容」という用語が誕生した1980年から現在までの音楽科における教育内容論の成立と展開を、授業構成との関連から総括し、今後の教育内容研究を展望した。
山中 文[ヤマナカ アヤ]
目次
第1章 音楽科における教育内容(教育内容概念の提起;教育内容を中心とした授業構成;千成らによる教育内容論の確立;千成らの教育内容論に対する批判と評価)
第2章 教育内容論の成立と授業プランの開発(1980年代の教育内容研究の諸相;教育内容概念の変化;教育内容を中心とした授業プランの開発と授業構成;教育内容中心の授業構成の成果と変容)
第3章 教育内容論の新たな展開(教育行政における動向―単元構成から題材構成へ;創造的音楽学習における教育内容と授業構成;音楽科教育における教育内容研究の新たな展開)
第4章 教育内容と授業構成(平成20年に改訂された学習指導要領における「共通事項」と教育内容論;教育内容論における関係論的視点;授業の展開と授業構成;教育内容と授業実践の動向)
終章 音楽科の教育内容の課題と展望(音楽科の教育内容;授業構成の展望;教育内容研究の重要性)
著者等紹介
山中文[ヤマナカアヤ]
現職、椙山女学園大学教育学部教授。千葉大学卒。愛知教育大学大学院修了。関西学院大学大学院教育学研究科にて学位取得。博士(教育学)。新見公立短期大学幼児教育学科助教授、高知大学教育学部教授、高知大学人文社会科学系教育学部門教授・高知大学教育学部附属幼稚園長(兼任)を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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