目次
第1章 赤の基層―アニミズムとヘゲモニー(色材について;丹にみる社会文化史の基層;朱とベンガラの発現にみるヘゲモニー;まとめ)
第2章 赤の範疇―人間的自然としての「美」と「生命力」を中心に(クレナイ―渡来技術とあらたな「美」;ベニ―「生命力」に由来する赤;まとめ)
第3章 赤の力学―中心と周縁のヘゲモニー(ベニバナ交易のシステム;生産地における赤の象徴性―山形県西村山郡河北町谷地の「雛まつり」を中心に;まとめ)
著者等紹介
藤井尚子[フジイナオコ]
1995年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程(デザイン)修了。2005年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程造形学専攻美術教育研究領域修了。現在、名古屋市立大学大学院芸術工学研究科准教授。東京藝術大学美術学部デザイン学科非常勤講師。博士(美術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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