目次
1 協力の行動経済学(協力するか、手を抜くか;公共財ゲーム;罰が協力をうながす ほか)
2 利他性の進化心理学(ずるい人を見抜く;利他的な人を見抜く;見られていると利他的になる ほか)
3 協力の比較認知科学(チンパンジーの助けあい;赤ちゃんの人助け;子どもは意図を読む ほか)
著者等紹介
串崎真志[クシザキマサシ]
1970年山口県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。2010年度ハワイ大学マノア校宗教学科及びカリフォルニア統合学研究所にて在外研究。現在、関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tuppo
4
もちろん私たちは正確に共感することもできます。しかしそれと同じくらい人間関係は誤解やすれ違いも多いのです。このことをどう考えるか悩んできました。そしてお互いに信頼できるというある種の協同的な錯覚を作り出すのが共感ではないかと考えるようになりました。このような(適度な)ポジティブバイアスこそ人の精神的な健康にとってあるいはお互いに協力し合う時に必要だからです。人は共感協力できないという意味ではありません。私たちはポジティブなバイアスによってお互いのすれ違いを自然に見逃すことができます。2017/07/26
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