出版社内容情報
キリスト教的有機体的思想をシュライエルマッハーの思想の中心軸として捉え、その思想の生成と彼の学問との関連、さらに教育学におけるその展開を論じた。
目次
第1部 シュライエルマッハーの思想(シュライエルマッハーの生涯―その思想的背景、課題との取り組みについて;シュライエルマッハーの個性論―『宗教論』、『独白録』を中心に;シュライエルマッハーの『弁証法』における超越的根拠―教育学のメタ理論の基礎的研究;シュライエルマッハーの倫理学―シュライエルマッハーにおける最高善論;シュライエルマッハーの心理学の課題と方法;シュライエルマッハーのキリスト教的倫理;シュライエルマッハーの解釈学―理解の技能としての解釈学について;シュライエルマッハーの「批評」の概念―彼の解釈学との関係における「批評」の概念について)
第2部 シュライエルマッハーの教育学(シュライエルマッハーの科学的教育学の構想―シュライエルマッハーの弁証法的教育学;シュライエルマッハーにおける倫理学と教育目的;シュライエルマッハーの教育学のキリスト教的性格―彼のキリスト教的倫理と教育学との比較的考察;シュライエルマッハーの陶冶理論;情操教育における愛と権威―シュライエルマッハーの倫理学と教育学との関係において;シュライエルマッハーのキリスト教的訓育論―説教における「神の摂理」を中心に)
シュライエルマッハーの思想の教育的意義
著者等紹介
越後哲治[エチゴテツジ]
1949年滋賀県生まれ。1978年広島大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程単位取得退学。広島大学教育学部助手。1979年四国女子大学家政学部講師。1983年四天王寺国際仏教大学文学部講師。1987年四天王寺国際仏教大学文学部助教授。1990年滋賀女子短期大学助教授。1996年滋賀女子短期大学教授。2005年博士(教育学)(関西学院大学)。教育哲学、教育思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。