日本文学 女性へのまなざし

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784759914504
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C3093

出版社内容情報

十四名の研究者の目を通して、万葉から近代まで、女歌・尼・恋など独自の論を展開、対象の中で女性へのまなざしを検証し、日本文学におけるジェンダーの源を探る。

内容説明

ここに収められた一三篇は、一三人の若い女性研究者が、それぞれの関心から、日本文学を中心とする同性のさまざまな営為に注いだまなざしが論文の形に結実したものである。

目次

女歌と古代和歌史―研究史のまとめとして
宮内卿和歌注釈断章―「水無瀬恋十五首歌合」より
表象としての「尼」―勅撰和歌集入集の尼の歌を中心に
明恵と尼僧たち
玉葉集恋・雑部の物語性―和泉式部詠の享受から
宗祇『白河紀行』における『源氏物語』享受について
一目見ての恋とジェンダー―室町時代物語『十人』を中心に
顔を焼く女たち
蕉風の恋―恋の「本意」と芭蕉
荷田蒼生子の「雄々しさ」
「浅茅が宿」に関する一考察―宮木の呼吸変化を考える
明治の女流俳人
“百合”のパラダイム転換―初期「明星」におけるメディア戦略
連歌と女性―「中世文学における女」再録

著者等紹介

奥田勲[オクダイサオ]
1936年生まれ。東京大学卒、同大学院修了。聖心女子大学名誉教授。コロンビア大学(ニューヨーク)客員教授。専攻・中世文学
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