内容説明
中世を背負った国が、出雲を出て都に定住し、かぶいた新芸能を工夫する。その伝統を受けて男だけのかぶきも、立役の指導力と女方の傾城が人気の源になった。「かぶき」創成のドラマに迫る。
目次
1 国のかぶき
2 女かぶきの時代
3 美女の放浪
4 説話の伝承
5 祭りと風流
6 小犬と声聞師
7 元禄かぶき前夜
8 藤十郎曼陀羅
9 江戸の二星
10 加賀節の古里帰り
著者等紹介
室木弥太郎[ムロキヤタロウ]
1918年生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒。金沢大学名誉教授
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