出版社内容情報
《内容》 明治から昭和までの80年間にわたる四肢切断者の生活支援を通して、義肢の発達と制度の歴史並びにわが国独自のリハビリテーション史を追究した総合援護史研究として最初の書。
《目次》
序章
第1章 四肢切断者の生活問題の提起と義肢の出現
障害者の生活問題の提起
義肢製作への試行
義肢供給システムの模索―西南戦争時の障害者に支給された義肢
第2章 義肢装着者の生活の社会的問題化と義肢供給システムの形成
戦争・労災による大量の義肢装着者の出現と生活援護問題
日本型義肢製作への努力
義肢供給システムの形成
第3章 義肢装着者の生活問題と義肢供給システムの展開
災害・戦争による義肢装着者の生活問題の深刻化
本格的義肢製作への道程
義肢の供給システムに関する環境整備
終章 考察と残された課題