出版社内容情報
台湾の日本語文学を代表する作家呂赫若は、複数の文化間を縦横に移動する存在であった。挫折・苦闘も含むその軌跡は困難な時代の心強い指標となるであろう。
【目次概要】
序章
一章 「牛車」執筆以前(1914-1934)
二章 「牛車」の執筆(1934-1935)
三章 初期作品群(1935-1937)
四章 文学的空白と音楽・演劇活動(1937-1942)
五章 『台湾文学』時代の文学活動(1942-1943)
六章 台湾における音楽・演劇活動(1942-1943)
終章 呂赫若研究の可能性