内容説明
本書は平安朝の女流日記を中心とする日記文学に関する年来の論文、約35篇を礎稿とし、論文としてのまとまりを持つべく新たに書き下ろしたものである。
目次
本論第1篇 日記文学の本質(源流;物語と日記文学;和歌と日記文学 ほか)
本論第2篇 日記文学の成立(土佐日記;蜻蛉日記;和泉式部日記 ほか)
付篇 日記文学の本文と資料(『たまきはる』の書誌と本文―金沢文庫本の書誌と書陵部本・転写本;『たまきはる』の奥書―その筆者と成立事情;隆房卿艶詞絵巻 ほか)
著者等紹介
津本信博[ツモトノブヒロ]
1940年7月7日奈良県生。1963年早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。1970年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1999年博士(文学)早稲田大学。現在、早稲田大学教授
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