内容説明
本書は、大きく4つの部分から成り立っている。1つには、ストレスに関する文献的研究を行い問題および目的、視点を明確にする。2つには、進学高等学校における生徒のストレスの実態を、ラザルスの理論を踏まえた調査および大学志望動機の調査によって把握する。3つには、ストレスに対処する理論さらに実践をシステム的アプローチを用いて試みる。さらに以上を踏まえて、ストレスに対するシステム的アプローチのモデルを提示し、展望する。以上により、学校ストレスに対処するシステム的アプローチの有効性を考察し、学校カウンセリングに関する基礎的資料を提示するものである。
目次
第1章 研究の動向および問題、目的、視点
第2章 生徒のストレス研究
第3章 進学校高校生のストレスへの大学志望動機からのアプローチ
第4章 ストレスに対するカウンセリングの方法
第5章 教師が行う生徒のストレスへの問題解決療法の適用
第6章 生徒と教師のストレスへのアクション・リサーチによるアセスメント
第7章 研究の展望および結論
著者等紹介
斉藤浩一[サイトウコウイチ]
1955年茨城県生まれ。1979年筑波大学第二学群生物学類環境生物学専攻卒業。1981年筑波大学大学院教育研究科学校教育コース修了。時計メーカー人事本部研修グループ(4年間)、私立高等学校理科教員(13年間)を経て。1998年立正大学大学院博士課程修了、博士(文学)。1998年高知大学教育学部助教授。2000年臨床心理士。現在に至る
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